Ch. 50 Ep. 5: ハマる、広がる、繋がる
すっかりゲームにハマってしまったニジガクメンバー。今夜の冒険は……?
あなた
ごめんごめん、私が最後だね。
待たせちゃったかな?
エマ
ふふっ、まだ約束の時間前だよ~
しずく
私たちが早く来ちゃってるだけですよ、先輩
璃奈
かすみちゃん、
1時間も前に来てたみたい
かすみ
でっ、でもひとりで冒険には行ってませんよ!
街でみんなのこと見てただけです!
あなた
見てた、って何を?
かすみ
このゲームで遊んでる人たちです。
あのキャラメイクかわいいな、とか、
あの装備かっこいいな~、とか
かすみ
そういえば、結構みんなチャットで
おしゃべりしてるんですね
ミア
ああ。
パーティを組んでパーティ会話にしない限りは、
周りからも見えちゃうよね
栞子
盗み聞きするつもりではないのですが、
目に入ってしまいますね
あなた
みんなどんなことを話してるんだろう?
次はどこに行こうかとか、そういう感じ?
愛
うん、だいたいはそうだね。
でも普通の会話してる人もいっぱいいたよね
かすみ
明日テストなのにここ来ちゃったとか、
ダイエットしなきゃ~って会話してるの見ましたよ
歩夢
ふふふっ。
みんな鎧とか着てるのに、
すごく普通のこと話してるのはちょっと不思議
愛
うん。仮想世界なんだけど、
現実世界の延長線なんだな~、って感じるよ
栞子
ダイエットの心配をしながら
モンスター討伐を目指しているなんて、
確かに面白いですね
ランジュ
ねえねえ、みんな集まったんだから
早速今日の冒険に行きましょうよ!
果林
あ、その前にちょっといいかしら?
私、みんなに装備を作ってみたのよ。
ほら、これなんだけど……
せつ菜
わあっ!?
これ、私たちのステージ衣装にそっくりです!
果林
衣装エディット機能で遊んでみたの
エマ
果林ちゃんすごい!
ゲームの中でも衣装作りの天才だね!
果林
ふふっ、ありがと。
この世界でも衣装作りができるなんて、
またひとつ楽しさを知っちゃったわ
彼方
ねえねえ、彼方ちゃんも
ちょっとみんなにお話があるの~
彼方
あのね、彼方ちゃん、
この世界でもお料理を極めたいと思いま~す!
ミア
それってなかなかハードな目標だね。
レシピを集めるのだって大変だよ
璃奈
伝説のレシピは、
モンスターの住処になった塔を登って
取りに行かなきゃならない
せつ菜
確か、食材もマーケットでは
手に入らないものがあったりしますよね?
彼方
そういうの……
燃える
せつ菜
え?
彼方
だって、現実の世界では
レシピも食材もお店に行けば買えるのに、
ここでは冒険を進めなきゃ手に入らないんだよ
彼方
そういうのって、燃えるぜ~!
かすみ
おお……
愛
ここってすごいよね。
ファンタジーの世界だけど、
自分のやりたいことがなんでもできちゃう
璃奈
現実では作れないものも作れちゃうの、
楽しい
愛
世界がどこまでも広がってく感じ!
ランジュ
じゃあ、その世界の果てまで見に行きましょ!
冒険よーーーー!!
[Fade in/out.]
みんな
おー!
[Fade in/out.]
あなた
うわ、もうこんな時間!
今日はもう終わりにしようか?
[Fade in/out.]
歩夢
時間が経つのが早いよ~
彼方
もっとみんなで冒険したいんだぜ~
かすみ
って、かすみんたち今日は1日のうち
ほとんど一緒にいますね
しずく
現実には一緒にはいませんが、ゲームの世界では一緒……
というのはまた、なんだか新鮮な感覚です
エマ
ふふっ、でもすごく楽しい!
ミア
何時間か寝たら、また学校で会うことになるね
ランジュ
ランジュはいつだってみんなと一緒にいたいから、
みんなでゲームができて最高よ!
栞子
では、明日も元気に会えるよう、
しっかり体を休めましょう
璃奈
あとちょっとだけ……
やりたい
せつ菜
それは明日の楽しみにしましょう、
璃奈さん
璃奈
わかった。
約束、ね
果林
じゃあみんな、また明日ね。
おやすみなさい
愛
おやすみー!
Contributors to this page: