Ch. 48 Ep. 3: その瞳の輝く理由
同好会へ行く途中、部室棟の前でクラスメイトとなにやら話し込むしずくを見かけて……?
あなた
さて、部活部活……
あれ?
生徒A
――っていう考え方があるんだ。だからさっきの授業で
言ってたお祭りはニューイヤーよりも盛大なの。
今のでわかったかな?
しずく
ありがとう~、やっとわかった!
しずく
あ、でも向こうってクリスマスも盛大だよね?
クリスマスと比べるとどう?
生徒A
それはやっぱりクリスマスだと思うけど、
人によってはクリスマスより重要って考えてる人もいるよ
しずく
そうなんだ……
生徒A
ねえ、私もちょっと聞いていいかな?
この和訳なんだけど……
しずく
うん
[Fade in/out.]
あなた
しずくちゃん
しずく
あ、先輩!
先輩もこれから部室ですか?
あなた
うん、そう。
今の子って同じクラスの子?
しずく
見てたんですか?
しずく
はい、クラスメイトです
あなた
なんかいいね、国際交流学科
しずく
え?
あなた
お互いが得意なことを教えあってる、って感じで
しずく
あはは、私のほうが教えてもらってばかりですよ
しずく
言語も文化も、知らないことだらけですもん
しずく
たまに、私って何にも知らないんだな、って
落ち込むくらいです
あなた
そうなの?
さっきの子に教えてもらってたしずくちゃん、
目が輝いてたよ
しずく
ど、どこから見てたんですか!?
しずく
その……何にも知らないな、って
落ち込むことは落ち込みますが、
新しいことを知るのは楽しくて仕方ありません
しずく
スクールアイドルや演劇に活かせる
知識になるかもしれませんから!
しずく
と、いうことで、早速部室に行って
スクールアイドルに勤しみましょうー!
[Fade in/out.]
あなた
こんにちはー
しずく
こんにちは!
せつ菜
あ、おふたりとも聞いてください!
栞子さん、ついに企画を通したそうですよ!
あなた
ええ!? 本当!?
栞子
はい。
許可がおりました
彼方
栞子ちゃん、やるぅ~!
彼方ちゃん、楽しみだな~
栞子
明日、正式に告知がされると思いますので、
みなさんぜひ参加してください
あなた
栞子ちゃん、おめでとう!
栞子
みなさんのおかげです!
せつ菜
ううっ……!
これで私のロボット操縦の夢が……!!
彼方
ろぼっとそうじゅう?
せつ菜
あ、いえ、なんでもないです……
えへへ……
[Fade in/out.]
かすみ
あれ、しお子は?
璃奈
他学科授業体験プログラムの準備、あるみたい
しずく
ますます忙しそうになっちゃったよねえ
かすみ
うーん、いざとなったら
かすみんたちで助けなきゃね!
璃奈
うん
しずく
そうだね
かすみ
それで、みんな今日のランチは?
璃奈
クラブハウスサンドイッチセット
しずく
私はお弁当
かすみ
かすみんはからあげ定食にしようかな~。
ひとつずつわけてあげるね!
璃奈
ポテトと交換しよう
しずく
ミートボールと交換ね
かすみ
やった~!
かすみ
あ、そういえば。忘れるとこだった!
かすみんとりな子、しず子んとこ体験授業受けに行くから
しずく
え!?
璃奈
申し込み、した
しずく
そうなの? うれしい!
しずく
けど、かすみさん、音楽科は?
かすみ
……同じ学年のクラスにしか行けないんだって~
しずく
そっか……
しずく
元気出して!
英語得意になっちゃおう!
かすみ
も~!
しず子ってばこの前からそればっかり!
かすみんの底力を見てびっくりさせてやるー!
璃奈
かすみちゃん、体験プログラムの目的が……
へん
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