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Ch. 38 Ep. 5: 集めた欠片

ようやく作りたいものの輪郭が見えたあなた。それを実現させるため、改めて各部、各委員会へお願いに!

あなた

あとは剣道部とバスケ部とバレー部と卓球部だね

あなた

みんなに手伝ってもらえて
本当に助かったよ

あなた

あ、せつ菜ちゃんからメッセだ。
委員会のほうはみんな説明し終わったって!

あなた

でもよかった……
無茶なお願いなのにみんなわかってくれて

彼方

みんな「なるほど~」って反応だったよね。
だから言ったでしょ~。
そんなに心配しなくても大丈夫だ、って

栞子

そうですよ。
学園のみなさんが信頼するあなたのいうことですから

じゃあ、こっちも手分けして終わらせちゃお!

栞子

では、私たちは剣道部と卓球部に行ってきます

彼方

バスケ部とバレー部任せていい?

あなた

うん!

[Fade in/out.]

バスケ部部長

え? 練習風景を撮りたい?
ダンスはなし、ってこと?

あなた

はい。貴重な時間を使って
あんなすごいダンスを踊ってくれたのに、
今更こんなことを言い出したりしてすみません

バスケ部部長

いや、それはいいけど……
スクールアイドルのPVなのに、いいのかい?

あなた

スクールアイドルのPVだからこそ、
みんなが一番本気でやりたいことをやっている姿を、
世界中のみんなに見せたいんです!

バスケ部部長

あははっ、世界とは大きく出たね。
いいよ。とことん付き合うって言ったからね

バスケ部部長

キミの思い描く最高のPVにしてほしい

あなた

ありがとうございます!

バスケ部部長

じゃあ、いつも通りの練習をしてるから、
好きに撮影してくれ

カメラの準備はいつでもオッケーだよ!

あなた

私、向こうで撮影してくるから、
愛ちゃんはここからのアングルで撮影お願い

任せて!

[Fade in/out.]

あなた

すごいなあ。ボールを見ないで
あんなに正確に扱えるなんて……

あなた

うわっ、今のすごい! どういう身のこなし!?

あなた

あんなところからゴールできちゃうんだ……
すごい、すごいよ!

あなた

ずっと走りっぱなしでキツそうなのに、
みんな生き生きしてる……
練習だってことを忘れて応援したくなっちゃうよ……!

[Fade in/out.]

すごかったーーー!
手に汗握るってこのことだよね!

あなた

うんうん!
私、途中で興奮しちゃったから
カメラがぶれてないか心配だよ!

バスケ部部長

やあ。撮影はどう?

あなた

最高のものが撮れました!

バスケ部部長

あははっ、ありがとう。部のみんなも喜ぶよ。
しかしキミは変わってるね。
練習でそこまで喜べるなんて

あなた

だって、みんな本当に輝いてますから!

あなた

みんな当たり前のようにこなしてるけど、
いったいどれくらい練習を積んだのかなって、
眩しく見えます

バスケ部部長

私にはキミも輝いて見えるよ

あなた

え?

バスケ部部長

同好会のみんなをサポートしている時のキミは
いつもハツラツとしているから

バスケ部部長

献身的に支えてくれるキミの存在が、
彼女たちのモチベーションにも
なっているんだろうね

バスケ部部長

バスケ部のマネージャーに是非スカウトしたいけど、
キミはスクールアイドルに夢中なようだから
勧誘するだけ無駄かな

だめだよ~、
この子は愛さんたちの宝物なんだから!
ユーワクしないで!

あなた

あ、愛ちゃん!

バスケ部部長

あはははっ、冗談だよ

[Fade in/out.]

あなた

……これで集めた映像は全部だよ

璃奈

やっぱり、あなたはすごい。
これを見て、あなたが求めてたものが
ちゃんと理解できた

璃奈

確かにこれが正解だと思う。
璃奈ちゃんボード「キラキラ」

あなた

ううん、なんか違うかもって思えたのは、
璃奈ちゃんたちがいつも最高のパフォーマンスを
見せてくれてたからだよ

あなた

いつも本当にトキメキを感じさせてくれてたから、
何か物足りないかもって思えた

璃奈

そ、そう言われると照れる。
璃奈ちゃんボード「テレテレ」

璃奈

……だけど、この編集、
すごく大変だと思う

璃奈

コンテもないし、楽曲に合わせてもいない。
自分の一番好きなことを全力でやってる映像だけ

璃奈

これをきちんと曲や歌詞に合うように
編集するのって、かなり難しいパズル。
璃奈ちゃんボード「ムムム」

あなた

編集なんだけど、私にチャレンジさせてもらえないかな

あなた

学園のみんなが見せてくれた最高の姿を、
自分の手で、私の大好きなみんなの楽曲に
ばっちり合うように編集してみたいんだ

あなた

もちろん璃奈ちゃんに手伝ってもらうところも
たくさんあると思うけど

璃奈

……うん、わかった。
じゃあ、私なんでもお手伝いするからね

あなた

ありがとう。
必ずいいものにしてみせるから!


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