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Ch. 15 Ep. 5: ボランティア説明会に向けて!

あなたにプレゼントをしたいと考えた歩夢。栞子と一緒にプレゼントを探し、楽しい時間を過ごした。無事プレゼントも決まり、スクールアイドルフェスティバルに向けてもっと頑張る、と嬉しそうな歩夢を前に栞子は少し心配そうで……?

[Fade in/out.]

あなた

みんな、手伝いに来てくれてありがとう

にこ

なに言ってんのよ。
応募してくれたボランティアみんなのための説明会でしょ。
私たちにも手伝わせなさいよ

果南

そうそう、こういうときに力を合わせなくてどうするの

穂乃果

みんなで叶える夢なんだもん。
みんなでやらなきゃ意味ないよ

あなた

そうだね。ニジガクだけの問題じゃなかった、ごめんね

真姫

まったくもう。謝る必要だってないんだからね?

ダイヤ

そうですわ。わたくしたちだって、
ボランティアに賛同してくれた皆さんを
迎えることにワクワクしているんですから

花陽

よーし、なにから始める?

あなた

やることは多いけど、やっぱり資料作りかな。
テキスト部分はもうできてるんだけど……

絵里

1000人分の資料のコピー、ホッチキス止めね

資料作りって、地味に重労働なんだよね

かすみ

かすみんいいこと思いつきました!
誰が一番たくさん資料を作れるかっていう競争をしましょう〜!
みんな一番になりたくて、すぐ終わっちゃうはずです!

競争? むむ……そう言われると、負けたくない……

凛だって負けないにゃー!

ダイヤ

あなたたち、落ち着きなさい。
こういう作業は効率を考えるものですわ

にこ

それはそうかもしれないけど、気分がノるのは、
絶対競争よね。負けないわよ、あんたたち!

果南

ただの競争だけじゃつまんなくない?
やっぱ、ご褒美か罰ゲームがないと!

花陽

ニジガクの学食で、好きなものを食べられるご褒美があったら、
頑張れちゃうな……カツ丼、すっごく美味しそうだった……

花丸

マルはスイーツセットがいいずら〜♪

エマ

ニジガク丼をかけての戦いなら、
わたし、絶対負けられない……!

かすみ

みんな欲望に正直でいい反応ですねぇ~!
これは効率をあげるためにも、ご褒美をかけた競争を
するしかないですよお!

絵里

みんなのやる気が上がるならそれでもいいけど、
せめて……せめてコピーだけは別に取らせて!

果林

そうね、コピーは手分けしてみんなで取って、
それをまとめるところから競争しましょうよ。
なんだか私もその気になってきちゃったわ♪

みんなやるなら愛さんだって負けられないよ♪

ことり

ねえ、罰ゲームは無しだよね?

善子

罰……心地よい響きね。罰無くしてゲームは語れないわ。
そう、罰とは……!

花丸

善子ちゃんは学食でなに食べたい?

善子

え? 私? そうね……
Bセットの厚切りトーストは美味しそうだったわ
……って、善子じゃなくて、ヨハネ!

しずく

安心してください、ことりさん。
今のできっと罰ゲームのことは頭から抜けたはずですから

ことり

そ、そうかな……?

ルビィ

ルビィも罰ゲームなんだろうってドキドキしてた。
罰ゲームが無いなら、自分のペースでがんばルビィ!

海未

ことり、ルビィ、最初から諦めていてはダメです!
スクールアイドルをやっているときのような
強い気持ちを見せてください!

ルビィ

ふええ〜!?

せつ菜

大丈夫。海未さんは勝てと言っているわけではありませんよ。
向上心が大事だと言っているのでしょう?

海未

そうです! せつ菜、分かってくれて嬉しいです!

せつ菜

わかりますよ、海未さん!
私も向上心はとても大事だと思っていますから!

彼方

おお、意外に気が合う二人だ〜

かすみ

みなさーん!
じゃあ、コピーが終わったら資料作り競争ですよ!
負けませんよお〜!!

[Fade in/out.]

歩夢

遅れちゃった〜! 早く行かないと!

歩夢

あれ、栞子ちゃん?

栞子

こんにちは、上原さん。
ボランティア説明会に向けての準備は順調ですか?

歩夢

うん。今日はみんなで最後の準備なの。
栞子ちゃんも生徒会のお仕事?
土曜日まで大変だね

栞子

え? ええ、もちろん、生徒会の仕事ですよ。
その、明日の説明会……上手くいくといいですね

歩夢

ありがとう、きっと上手くいくよ。
そのためにみんなで頑張ってるんだから

栞子

必ずしも――いえ、水を差すものではありませんね。
明日は、私も生徒会長として参加しますので

歩夢

うん! 栞子ちゃんもお仕事頑張って

栞子

はい、ありがとうございます

栞子

………………

[Fade in/out.]

かすみ

先輩! 全部の椅子に資料を置き終わりました〜。
はああ……1000人分てすごい量……でも
かすみんが一番たくさんの席に置けたと思う……

璃奈

かすみちゃん、最後のほう失速してた。
私のほうがたくさん置けてるはず。
璃奈ちゃんボード「むんっ」

かすみ

えー、そんなことないもん!

あなた

あはは、かすみちゃんも璃奈ちゃんもお疲れ様。
あっちにドリンク用意してるから休んでていいよ

ねえねえ、スライドのプロジェクター借りてきたけど、
スラーっと移動させてこの辺でいいかな?

あなた

あはは、場所もダジャレも完璧!

愛さん絶好調〜!

ねえ、講堂って、来てくれるみんなは靴下やん?
スリッパとか用意したほうがよくないかな?

あなた

あ、そうだね。職員室に行って借りてこなきゃ

千歌

あ、だったら私が貸してくださいってお願いしてくるよ!

梨子

千歌ちゃん、すごい体力だね。
私はもう、ホッチキス止め競争と
資料を座席に配る競争とで、へとへとだよ……

千歌

まだまだ元気だよ〜♪

しずく

先輩、受付の設営もみてください

あなた

うん、今行くね。歩夢ちゃんも一緒に来てくれる?

歩夢

はーい

歩夢

ねえ……

あなた

うん?

歩夢

いよいよだね。部室に行く途中、栞子ちゃんに会ったんだ。
上手くいくといいねって言ってくれてた

あなた

栞子ちゃんが? なんか、嬉しいね。
厳しいことも言うけど、
やっぱり私たちのこと気にしてくれてるんだ……

あなた

(明日の説明会が終われば、スクールアイドルフェスティバル
 まで一直線だ……。みんなの気持ちも盛り上がってきてる。
 私も、気合いをいれなきゃ!)


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