story:event:itex-40:episode-7:ja

白熱! 炎のベースボール・ゲーム Ep. 7

鞠莉

ああ……残念だったわね

にこ

そうね。
あと少しだったのに……

果南

なに言ってるの、ふたりとも

そうだよ。ミアちゃんのヒットで同点。
延長戦で逆転大勝利にゃー!

鞠莉

そーなんだけど!
マリーはミアの大逆転ホームランが見たかったの!

にこ

それに、もう少しで入るところだったのよ。
ミアだって悔しいでしょ?

ミア

別に。
チームが勝つことが今日の目的だ。
それが達成できたからボクは満足さ

にこ

あんたクールね~

栞子

そんなことをおっしゃいますが、ミアさんは今日の試合、
誰よりも努力してのぞんだのではないですか?

ミア

! 
いや、そんなこと……

果南

隠そうとしても、なによりその手が物語ってるよ

鞠莉

手?

あっ、マメになってるにゃ

にこ

相当、バットを振ってきたみたいね

ミア

み、見るなよ! 別に努力なんてしてない。
練習の時に打てなかったのが悔しかっただけだ

栞子

やはり負けず嫌いですね

鞠莉

照れ隠ししちゃって、かわいいわね

にこ

ほんと。素直じゃないところがまた、ね

ミア

ふん。バカにするなよ

鞠莉

バカになんてしてないわ。
ほんとにそう思ってるの

女子生徒

果南ちゃん、みなさん、
今日はありがとうございました

果南

ううん。少しは力になれたかな?

女子生徒

ええ。とっても!
これからみんなでごはんを食べに行こうと思うんです。
よかったら、みなさんもどうですか

果南

だって。
どうする?

にこ

いいわね

凛、おなかぺこぺこにゃ

鞠莉

それじゃ、いきましょっか

ミア

栞子、Thanks

栞子

? なんですか?

ミア

本当は自信がなかったんだ。
ボクは体を動かすのが苦手だからね

ミア

でも野球をプレイするのは楽しい。
それを知ることができたのは、
キミがボクを引っ張ってくれたおかげだ

栞子

ふふっ、いいんですよ。
いきましょ、ミアさん

ミア

うん


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story/event/itex-40/episode-7/ja.txt · Last modified: 2023/04/07 06:05 by Aran (Bot)