なんとか終わったね～

これがお友達パワーなのね！

ランジュ、みなさんにお礼を

あっ、そうね、謝謝ニーメンラ！　みんなありがとう！

ふふっ、これからが楽しみだね、ランジュちゃん

エマのお片付けは魔法のようだったわ！
すごい特技ね、エマ

ありがとう～。お片付けは得意なんだあ

じゃあボクの部屋もお願い。
ペットボトルに押しつぶされそうなんだ

大変！　じゃあ、あとで一緒に捨てに行こうね、ミアちゃん

ダメよ、ミア。ゴミ捨てくらい自分でしなさい

Not this time.
気が向いたらね

[Fade in/out.]

ねえ、ランジュちゃんの引越しも無事終わったし、
改めてランジュちゃんとミアちゃんの歓迎会をしない？

わあ、いいね！　そういえば、
校内オーディションとかでバタバタしてやってなかったもんね

歓迎会！？　ランジュたちの！？

きゃあっ！　任せてちょうだい！
みんなが楽しめる最高の歓迎会を企画するわ！！

まず、香港から一流のシェフを呼ぶわね。
みんなには本場の香港料理を振る舞うわ。あとは——

違う、違う。準備するのは私たちだよ

え？　どうして？　今までバースデーパーティだって
ずっとランジュが準備してきたのよ。
ランジュに任せて、楽しみに待ってなさい！

そうじゃなくて、私たちがやりたいのよ

ランジュちゃんとミアちゃんに満足してもらえるかは
わからないけど、わたしたちの歓迎の気持ちを伝えさせてほしいな

……っ！　ランジュが楽しみに待ってていいの！？
もう大満足だわ！！

早いよ、ランジュ。
まだ楽しみに待ってる段階だろ……

あ、そうよね

……でもでもっ、気になるわ！
どんなプランなの！？

じゃあ、決まったら教えるわ。それまで待っててね

わかったわ！

[Fade in/out.]

あれ、ランジュちゃんから電話だ……。
はい、どうしたの？

[Taking out phone.]

よかった、起きてたのね。
ねえ、ランジュ眠れないのよ。どんな歓迎会を
してくれるのかしら、って考えるとソワソワしちゃって……

だから、ランジュが眠れるまで話に付き合ってくれない？

もちろんいいよ。
ランジュちゃんの話、聞かせてほしいな