穂乃果ちゃん、梨子ちゃん、果林さん。
3人のプリンセス、とっても素敵だったね♪

はいっ！
3人それぞれが違う魅力のプリンセスになっていて、
本当によかったです

私たちのサポートも上手くいったもんね。
最高のステージだったなあ！

曜が作ってくれたドレスが、
3人のプリンセスを更に引き立てていたわね

えへへ……それほどでも

3人もこんなに素敵なドレスを着られるなんて、
と嬉しそうでしたね

あーーーーっ！　忘れてた！

ど、どうしたんですか！？

無事にステージが終わったらやりたいことがあったんだ！
私、先に帰るね。じゃっ！

ちょ、ちょっと……どういうこと？

[Fade in/out.]

終わったら、絶対あの二人にプレゼントしようって思ってたのに！

なんでこんな大事なこと忘れてたんだろう！
デザイン画だけはできてるから、急いで作っちゃおう！

待っててね、真姫ちゃん、せつ菜ちゃん……！

数日後――

[Fade in/out.]

はあっ、はあっ……

[Fade in/out.]

はあっ、あとちょっ……と！

[Fade in/out.]

ゴーーール！

わっ！　よ、曜さん！？

どうしたのよ、そんなに慌てて。
この間だって急いで帰っちゃうし……

あはは、ごめんごめん。
プリンセスのステージが終わったら、
二人に渡したいなって思ってたから……はい、これ！

え？　これ……開けていいんですか？

……わあ、素敵なドレス！　これって、プリンセスの衣装ですか？
でも、この間のドレスとはちょっと違うような……

こっちはせつ菜ちゃんの分で、こっちは真姫ちゃんの分！
この間のステージを見ながら、
きっと二人にもドレスが似合いそうだなあって思ってたんだ

ええっ！？　私たちのドレス？
どうして……

だからステージが終わったら、
二人にドレスをプレゼントしようって思って。
うっかり忘れちゃってたんだけどね、あはは……

素敵……私たちは披露する機会もないのに、いいの？

うん！　っていうか、機会も作っちゃおうよ！
二人がプリンセスになるステージがあってもいいじゃん♪

それもいいかもしれないけど……曜は？

え？　私？

そうですよ。私たちがステージに上がるなら、
曜さんのドレスだって必要です！

なるほど。その発想はなかった……

じゃあ、これから3人で曜さんの衣装を作りましょう！
私たちのステージを作ってみたくなりました！

賛成。曜だけ出ないなんて考えられないし

二人とも……ありがとう！
みんなで力を合わせて、がんばろーっ！