Nozomi #27: 生徒会の日常
絵里
はぁ……
希
どうしたん、絵里ち?
絵里
今年度の部費のことを考えていたの。全ての部活に
予算通り部費をあげたいところだけど、難しいなと思って
希
うーん。
音ノ木坂の部費は、みんなで削ってもカツカツだもんね
絵里
部費の割り当てが多くなれば、
どの部活も行事や新しい活動への意欲も高まると思うのだけど……
希
絵里ちにいいことを教えてあげよう
希
「ないものはない」っ! だから、そこは割り切って考えよ?
希
部費が増えなくても出来そうなことを考えないと
希
そうやな……いくつかの行事を合同で開催して部費を浮かすとか?
絵里
なるほど……それは考えてみてもよさそうね!
希
細かいところまで今すぐ提案するのは難しいけど、
生徒みんなと相談したら何かアイディアが出るかもしれないよね♪
希
それに。ウチらにはあの子がいてくれるやん?
絵里
私たちのサポートに来てくれた、あの子ね
希
うん!
まだあんまり役に立ってな~い、なんて本人は言ってるけど……
絵里
今までになかった風が……
私たちのところに来てくれた気がするわ。感謝しているの
希
うんうん。せっかく新しい子も来てくれたんやし、
一人で考え込まずに、まずはみんなで話し合ってみようよ
絵里
希……ふふっ、そうね。あなたの言う通りだわ
希
うふふ。絵里ちが笑った♪
希
ため息なんかついてたら、
せっかくのかわいい絵里ちがかわいくなくなっちゃうもんね?
絵里
う……気をつけるわ
絵里
相談する相手も増えて、活動がしやすくなりそうね。
さっそく相談しに行こうかしら♪
希
ふふ、ワクワクするね。
ウチら、これからもっと楽しくなりそう♪
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