まっ、鞠莉さん！？　どうしてここへ！？

ハーイ♪
今日はハロウィンの特別イベントをやってるそうじゃない。
マリーも、ミナリンスキーの特別なサービスを受けにきたわ！

えええ～！？

特別イベントって言っても、
鞠莉さんが期待するようなすごいことはやってないよ？

私たちメイドが、お客様に
「トリックオアトリート」って言うだけで……

あら、そうなの？
それを言われたら、マリーは何をしたらいい？
メイド喫茶って、特別なルールみたいなのがあるんでしょ？

決まりはないんだけど……。
お客様から、私たちがキャンディやチョコをいただく、
っていうパターンが多いかな？

アンダースタン！　言葉の通り、ってことね？

そうそう。
だから、とくにおもしろいことがあるわけじゃないし……

あとちょっとでアルバイトも終わるから、
その後お茶でもしようよ。ね？

そうね。アルバイトの話も聞きたいし、
終わるまでここで待ってるわ

そ、そうじゃなくて～！

ミナリンスキーは伝説のメイドなんでしょ？
お客様をこんなところに立たせたままでいいのかしら～？

はっ……

おかえりなさいませ、ご主人様！
１名様でよろしいでしょうか？
それでは、ご案内いたします♪

[Fade in/out.]

オムライス、とってもおいしかったわ～♪

ありがとうございます！

じゃあ……そろそろ、例のあれを……
やってもらおうかしら？

それじゃあ……トリックオアトリート！

お菓子はナッシ～ング！　ふふ、どうする、ことり？

ううう……そういうことなら……

鞠莉さんをミナリンスキーのおやつにしちゃうぞ～！

ことり、ソーキュ～～ト！！

鞠莉さん！　もういいでしょ～～！！