Ch. 50 Ep. 10: ニジガクを知ってください!
同好会の協力もあり、ついに生徒会はニジガクの学園案内パンフレットを作り上げた。そこには同好会メンバーの目線で見たニジガクの魅力、他学科授業体験プログラムのインタビューなど情報が山盛りで……?
栞子
みなさんっ!
あなた
うわっ、びっくりした。
栞子ちゃんが走ってくるなんて珍しいね
栞子
今日は我慢できませんでした。
だって、これ……
栞子
見てください!
ついに完成したんです!!
エマ
わあ、学園案内パンフレット!
出来上がったんだね~!
栞子
はい!
さっき届いて、みなさんにはすぐにお見せしたくて……
エマ
ふふっ、栞子ちゃん、
頑張ってたもんね
ランジュ
ねえねえ、見てもいい?
栞子
はい、ぜひ見てください!
彼方
おお~、分厚いね~
せつ菜
読み応えがあります
果林
写真もいっぱい。
こんなところまで載せてるのね
栞子
できるだけいろんな場所を載せました
璃奈
あ、はんぺんもいる
栞子
はんぺんもニジガクの一員ですから
エマ
あっ! 学食紹介、すごく充実してる~!
ありがとう、栞子ちゃん!
しずく
多国籍なメニューの紹介もありますね
ミア
海外から来る子はこういう案内があると安心だね
エマ
写真を見てたら……
おなかがすいちゃう……
歩夢
ふふふっ。
こんなに充実した学食も、
ニジガクの自慢のひとつだね
彼方
ねえねえ、部活案内もすごいよ~
果林
よくこれだけまとめたわね
ランジュ
……流しそうめん同好会、
やっぱりすごく気になるわ
ランジュ
竹のスライダーを流れる、
白くて細いちゅるちゅるのヌードル……
エマ
今度遊びに行ってみようか
ランジュ
きゃあっ!
そうね、そうしましょ!
愛
スクールアイドル同好会のページ発見!
せつ菜
いろんな生徒からのコメントも見応えがありますね
璃奈
『スクールアイドル同好会はニジガクの自慢』
『メンバー全員が推し』
『ニジガクを象徴した素晴らしい同好会』
璃奈
照れる……。
璃奈ちゃんボード「テレテレ」
あなた
この記事を見てスクールアイドル同好会に
入りたいって思ってくれる子がいるといいな
ミア
へえ、他学科授業体験プログラムを
受けた子たちのコメントもおもしろいね
歩夢
うう、やっぱりちょっと無理してでも
申し込めばよかった~
歩夢
栞子ちゃん、また絶対やってね!
栞子
はい。
先生方からも好評でしたので、
また折をみてやります
歩夢
うんっ!
かすみ
ああっ!
ここの写真にかすみんがいる!!
エマ
え? どこどこ?
かすみ
ここです。
ここ、ここ見てください!
彼方
んん~?
かすみ
これですってば~!
せつ菜
もしかして、この奥に写っている人ですか?
かすみ
そうです!
しずく
小さっ……
よく見つけられたね
かすみ
かわいいオーラがにじみ出ちゃってるから~
かすみ
写真撮ってるなら撮ってるって言ってくれたら
ちゃんとカメラ目線とポーズ決めたのにな~
果林
あら、これって……。ねえみんな、
情報処理学科の在校生の声ってページを見て
彼方
お~、写真付きで愛ちゃんのコメントが
大きく取り上げられてるね
かすみ
いいな~~~!!
愛
あ、あのインタビュー、
ここに使ったの!?
栞子
はい。
この学園の可能性を、今一番感じてくれている
愛さんの言葉をここに載せたんです
あなた
……すごくいいね、これ。
とくにこの部分
愛
『今の夢は、情報処理学科で学んだ知識を活かして、
いつかニジガクのようなメタバースを作りたい。そして
世界中のみんなとクラスメイトになって青春することです!』
愛
夢で終わらせないよ。
愛さん絶対叶えてみせるから!
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