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Ch. 47 Ep. 1: 学園案内パンフレット

進路希望調査をきっかけに、それぞれが新しいチャレンジを経験したメンバー。その熱に煽られて、同好会の練習にも熱が入っていて……?

あなた

はい、今日の練習はこれで終わり。
みんな、お疲れ様!

歩夢

うっ、疲れたぁ……

かすみ

ちょっと練習メニュー厳しすぎませんかあ、先輩っ!

ミア

ボクたちに触発されて、
もっとすごい練習がしたいって言ったのはかすみだろ?

かすみ

そ……そうだったっけ

ミア

ボクや璃奈やせつ菜やベイビーちゃんや彼方は
偉業を成し遂げちゃったからね。焦ったんでしょ?

かすみ

別に焦ってないもん!

エマ

わたしはちょっと焦ったなあ。
自分ももっと頑張らなきゃ、って思ったよ

ええ!?
エマっちだって自分で配信とか始めてるじゃん!
愛さんのほうが焦ってるよ~

歩夢

そうだよね。果林さんだって
いくつもオーディションに挑戦してるし……

歩夢

私も、置いていかれたくない!

だよね! だからきつい練習バッチこいだよ!

果林

ふふっ。お互い高め合えるなんて、最高の関係ね

ランジュ

じゃあ、ランジュと一緒にもっと練習しましょうよ。
まだまだできるわ!

歩夢

ふふふっ、もうちょっと頑張っちゃおっか

でも、愛さん、ちょっとお腹すいちゃったな~

彼方

あ、それならお菓子があるよ~

エマ

わあっ! 今日はなになに?

栞子

ここのところ、毎日のように
作ってきてくださってますよね。
大変じゃないですか?

彼方

あははっ、ぜ~んぜんだよ。
コンテスト以来、お菓子熱が冷めなくってさ~。
はい、今日はオートミールクッキー!

果林

あら、罪悪感の少ないお菓子でいいわね

彼方

でしょ~? 食べて食べて♪

はむっ……
んん~、カナちゃんさいこ~!!

彼方

やったぜ~♪

かすみ

かすみんもー!

璃奈

はむはむ……。染み渡る。
璃奈ちゃんボード「じわ~ん」

ミア

悪くないね

しずく

あ、ミアさん、お口についてるよ
……はい、取れた

かすみ

あーあ、これだからお子ちゃまはな~

ミア

お子ちゃまじゃない!!
ボクは3年生でステイツでは大学生なんだぞ!!

しずく

はいはい、どうどう

ミア

しずくも子供扱いしないでよ!!!

ミアチ、お茶だよ~

ミア

……Thanks.

果林

こういうところがかわいいのよねえ……

栞子

ふふっ、そうですね

栞子

あっ、私、そろそろ行かなくては

あなた

習い事?

栞子

いえ、ちょっと生徒会の方に。
ではみなさん、また明日!

[Fade in/out.]

栞子

遅くなりました!

左月

あっ、会長! お疲れ様でーっす!

右月

同好会のほうはもう終わったんですか?

栞子

ええ。学園案内のパンフレット、
そろそろ着手しないといけませんよね。
素案はだいたいまとまっているんです。見てもらえませんか?

左月・右月

はい!

[Fade in/out.]

右月

拝読しました

左月

なるほど~

栞子

どうでしょうか?

右月

……会長らしいですね

左月

うんうん、会長らしさが溢れてます。
熱意に溢れ、まっすぐで誠実な素案です!

左月・右月

ただ……

栞子

た、ただ? ただ、なんでしょう?

左月

ちょっと堅いかと……

栞子

か……かたい……ですか……

栞子

うう……
親しみにくい、ということですよね。
私はまだまだです……

右月

落ち込まないでください、会長!
この素案は会長の誠実さという
魅力を伝える点では100点満点です!

左月

今ニジガクっておもしろそうな学園って
アピールができていると思うんですよ。
ほら、スクールアイドル同好会の活躍とか

右月

ええ。全国のスクールアイドルを巻き込んだ
スクールアイドルフェスティバルや、学園全体で
作り上げたPVで、学園の知名度は鰻登りです

左月

そういう賑やかそうなところに
注目してる新入生もいるはずです。
だから、もっと広くニジガクの魅力を出してみませんか?

栞子

ニジガクの魅力を、広く……ですか

左月

同好会のみなさんに相談してはいかがでしょう

栞子

そ、そうですね! そうしましょう!


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