いつもお手伝いをお願いしておいてなんですが、
視察にまで同行してくださらなくても
大丈夫ですよ？

これは私が好きでやっているだけのことですし……

私も好きで付き合ってるだけだから。
迷惑じゃなければ一緒に行かせて

私、ニジガクのみんなが
好きなことに打ち込んでるところを見るの、
好きなんだ

……ふふっ。それは私もです。
わかりました。では行きましょうか

[Fade in/out.]

足が止まってる。
もっと腰を落として相手から目を離さない！

それと今のはフォローできたはず、
コート全体に意識を巡らせて！

はい！

[Fade in/out.]

ストップ。
ただ台本に書かれた文字を
読んでいるだけになってるよ

登場人物がなにを思いどんな気持ちで、
このセリフを口にしているのかきちんと考えて
芝居に落とし込んで

それと声はお腹から出して
メリハリを付けて、いい？

はい！

それじゃ、もう一度頭から！

[Fade in/out.]

なんだか、学園の雰囲気がますます明るくなったみたい

活気があるっていうか躍動感があるっていうか、
そんな空気に包まれてるように感じるよ

ええ、私もそう思います。
委員会からも新しい活動計画書がきたり、
生徒会への問い合わせも多いんです

さらに、部活や委員会に所属していない生徒たちの
空気も変わっているのを感じます

ニジガク全体がエネルギッシュになっているような……

なんかいいね、こういう感じ

私たちも力をもらえますね。
私も練習をますます頑張らないと！
部室に急ぎましょう！

[Fade in/out.]

あ、先輩、しお子も！　やっと来た～。
２人揃って遅れてくるなんて、まさか放課後デート？

放課後デート！？

あはは、そんなんじゃないよ。
栞子ちゃんの視察に付き合わせてもらっただけ

そっか、よかった……。
ごめんね、大きな声出して

まあデートなわけないですよね！
このかすみんを差し置いてそんなことさせませんから！

それより先輩、聞いてくださいよ～。
スクールアイドルエキシビションのPVを
見てくれた人たちからのコメントがすごいんです！

スクールアイドルファンサイトで、
愛さんたちの企画を見てくれた人たちからも
メールがたくさんきてるんだよ！

「スクールアイドルエキシビションのサイトで
　ニジガクを初めて知りました。
　生徒全員がスクールアイドルだなんて楽しそう！」

「ニジガクの夢中になってること、どれもみんな楽しそう！
　私も友達とキャンプに挑戦してみたいな！」

「PVを見たら、
　私もスクールアイドルをやってみたくなりました。
　今、友達を誘ってます！」

「次にこういう企画があるときは、
　私たちも参加したいです！」だって！

うれしいコメントね

こんなにたくさんの人から
言葉を贈ってもらえるなんて、幸せです！

みんなの気持ちがまっすぐ届いたからだよ……。
本当にすごい！

もう私、我慢できません！　ライブがしたいです！

ランジュもよ！
もっともっとファンのみんなと遊びたいわ！

私もライブがしたいです。でも……

もしライブをするなら、あのPV以上の私でありたい……。
ですから、まずは練習を重ねたいです

ボクも同じ！
ボクの気持ちをもっと歌にのせて
伝えられるようになりたい！

かすみんももっともっとも～っとかわいくなりたいです～。
ていうかなっちゃいますから！

私も、新しく繋がることができた人たちと、
もっともっと深く繋がりたい。
璃奈ちゃんボード「むんっ」

これはもう、みんなでパワーアップするしかないね～

ライブもやりたいけど、栞子ちゃんの言う通り、
PV以上のわたしたちにならなきゃね

新しい練習メニューが欲しいよね。
すっごいパワーアップできそうなやつ！

ふふふっ、あなたの出番だね

え？

先輩、私たちの練習メニューを考えてもらえませんか？

いいわね、アナタなら
ランジュたちのことよくわかっているもの。
アナタに任せれば無問題ラ！

作ってくれるよね？　彼方ちゃんたちの練習メニュー

どんなに厳しいものでもついていきます！

チャレンジングなメニューは大歓迎よ

わ、わかった！　任せて！

ふふふっ、期待してるね

（スクールアイドルエキシビションのおかげで、
　学園全体がこんなにパワフルになってる……）

（私も、みんなのためにもっともっと頑張らなきゃ！）