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Ch. 37 Ep. 6: 「愛する」からこそ!

楽しみにしていた夕ご飯! みんなで釣った川の幸、山の幸、ランジュが大量に持ってきたお肉で楽しい夜の始まりだ!

ランジュ

アナタ、お肉はランジュが焼くから
そこで待ってなさい

ランジュ

最高の焼き加減にしてあげるわ

ランジュ

あっ、ジュースでも飲んでたら?
ほら、コップ貸して

せつ菜

あっ、お野菜が真っ黒焦げになってしまいました……!

ランジュ

無問題ラ!
野菜の分までお肉を食べればいいのよ!

ランジュ

さあ、そろそろ焼けるわよ! お皿を持って並びなさい!!

あなた

ランジュちゃん、張り切ってるなあ

歩夢

ふふふっ。生き生きしてるね

バスケ部部長

意外な一面を見てしまったな

せつ菜

意外な一面、ですか?

バスケ部部長

初めて部のライブを見たときのイメージが
強烈だったんだと思うけど……

バスケ部部長

オーラがあって、近付き難いものがあったよ

バスケ部部長

だけど、実際はこんな気さくな子だったなんて

あなた

サービス精神が旺盛ですよね

バスケ部部長

そうだね

ランジュ

ちょっと!
おしゃべりに夢中になってる場合じゃないわよ!

ランジュ

最高の焼き加減のお肉を持ってきたから
食べなさい! もりもり食べなさい!
夜はこれからなんだから!

歩夢

こ、こんなに食べ切れないよ

ランジュ

無問題ラ! いいお肉は噛まずに食べられるの。
つまりお肉は飲み物ね!

ランジュ

ほらアナタ! バスケ部は試合が近いんでしょう?
お肉を食べて力をつけないとダメよ!

バスケ部部長

あはは、じゃあいただくよ。
はむっ……うん、おいしい!

ランジュ

そうでしょ!?
じゃあランジュ、もっと力が出るよう応援してあげる!

愛さんも一緒に応援するー!

せつ菜

わあっ……!

歩夢

これは元気出るね!

あなた

愛ちゃんとランジュちゃんのステージだ!
これは撮影しないと!

[Fade in/out.]

ランジュ

はあ、はあ……

バスケ部部長

あはは! こんな応援は初めてだ!
もらったパワーは全部試合にぶつけるよ!

ランジュ

それなら絶対に優勝ね!

バスケ部部長

期待してて

バスケ部部長

ねえ、いい機会だから聞いてもいいかな?
ランジュちゃんはどうして
スクールアイドルになろうと思ったの?

バスケ部部長

それだけの実力があれば、すぐにでもプロになれたはずだ。
なのにどうしてスクールアイドルなのかな

ランジュ

ふふふっ、
アナタ、おかしなこと言うのね

ランジュ

スクールアイドルだから楽しいんじゃない。
だって同好会のみんなと一緒に活動できるのよ!

ランジュ

同好会のみんな、ほんとにすごいんだから!

ランジュ

さっきの愛のパフォーマンス見たでしょ!
プロとは違う魅力がいっぱい!

ランジュ

だからランジュはスクールアイドルが好きなの!
スクールアイドルでいたいの!

[Fade in/out.]

あなた

ふう。後片付けはこれくらいかな

ランジュ

あっ、いたいた! 探してたのよ!

あなた

ランジュちゃん、どうしたの?
何か困ったことでもあった?

ランジュ

違うわ。ランジュ、さっきわかったの

ランジュ

アナタ、ランジュたちに
自分の原点とか武器を改めて考えて、って
言ってたでしょ?

ランジュ

ランジュは完璧だからとくにそういうのは
いらないんじゃないかしら、って思ってたんだけど、
バスケ部の部長と話しててわかったのよ

ランジュ

ランジュの素晴らしいところは、
同好会を愛してるところなのね、って!

ランジュ

この気持ちが、今のランジュの幸せを作ってくれたんだもの

ランジュ

ね? そう思うでしょ?

あなた

ランジュちゃん……

あなた

うん! ランジュちゃんの言う通りだよ!

ランジュ

バスケ部の部長はすごい人ね。
そういう人との話し合いは有意義だわ

ランジュ

だからアナタにも教えてあげようと思ったのよ

ランジュ

大部長であるランジュは、
部長のアナタの面倒もみなきゃいけないんだもの!


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