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Ch. 36 Ep. 1: 夜の内緒話

AqoursのPVを見て意欲を刺激されたあなたは、毎晩スクールアイドルファンサイトの記事作成に没頭してしまう。それが歩夢にバレてしまい……?

あなた

うわ、また長くなっちゃったよ~!

あなた

それなのにまだスクールアイドルの魅力が
伝わりきらない気がする……

あなた

伝えたいことがありすぎて困っちゃうよ~

あなた

あ、そうだ!
こう書いた方が見てくれる人に伝わりやすいかも。
うんうん、この調子で――

あなた

あれ、歩夢ちゃんからメールだ。え~と……
『外、出られる?』

あなた

なんだろう?

[Fade in/out.]

歩夢

こんばんは

あなた

歩夢ちゃん、まだ起きてたんだ?

歩夢

それは私のセリフだよ。
最近、毎日ずっと遅い時間まで
なにか作業してるよね?

あなた

そんなに遅くまではしてないよ

歩夢

嘘、夜遅くまで電気ついてるの知ってるんだから

あなた

言うほど遅くないと思うんだけどな

歩夢

朝、いつも眠そうにしてるのに?

あなた

あはは……

歩夢

でも、今のあなたはすごく充実した顔してる

歩夢

前みたいに悩んでる感じじゃないから、
そこはちょっと安心なの

あなた

相変わらず歩夢ちゃんはすごいなあ

歩夢

だって幼なじみだもん。
ねえ、今は何に夢中になってるの?

あなた

スクールアイドルファンサイトの記事作り!

あなた

あのね、μ'sやAqoursの記事が好評で、
他のスクールアイドルの取材も任せてもらったんだ!

歩夢

ええ!? すごい!

あなた

でしょ? もう、嬉しくって!
記事作りが楽しくて、つい時間を忘れちゃうんだよね

歩夢

そっかあ。それなら夢中になっちゃうよね。
でも、あんまり無理はしないでね。
心配なの

あなた

うん。そこは気をつけるね。
だけど、いろんなスクールアイドルに触れるたびに、
気持ちが溢れて止まらないんだ……

あなた

μ'sやAqoursのすごさを改めて体験できたし、
企画を通して知り合ったスクールアイドルの子たちは
みんなすてきだし

あなた

頑張るみんなを見てると幸せになるって言うか、
私も頑張らなきゃ、って元気をもらっちゃう

歩夢

ふふふっ、あなたって本当に
スクールアイドルが大好きなんだね

あなた

だって、スクールアイドルのことが大好きな子たちが、
全力でスクールアイドルをやってるんだよ!

あなた

大好きなことに一生懸命で、
目標に向かって全力で頑張る姿は、
ほんとキラキラでときめいちゃうんだもん!

あなた

あ、いけない。
声が大きくなっちゃった……

歩夢

ふふふっ。気持ちはわかるよ

あなた

えへへ

あなた

もちろん、全力で頑張ってる
歩夢ちゃんのことも、大好きだから

歩夢

え?

あなた

あれ、声小さ過ぎた?
歩夢ちゃんのこと、大好きだよ

歩夢

そ、それは聞こえてるよ!

歩夢

急に私のことを言われたから、びっくりしちゃって……

歩夢

今までスクールアイドルみんなの話をしてたのに……

あなた

だからだよ。
私が1番初めにスクールアイドルになって、って
お願いしたのは歩夢ちゃんだもの

あなた

歩夢ちゃんは、私にとって特別なスクールアイドルなんだ

歩夢

そういうこと言うのずるいよ……

あなた

え?

歩夢

う、ううん、なんでもない!

歩夢

私、もっともっとすてきなスクールアイドルになるから、
ずっと見ていてね

あなた

もちろん!

あなた

あー、なんか歩夢ちゃんと話したら
ますます気合い入っちゃった

あなた

あ、そうだ。
同好会のみんなにお願いしたい企画が決まったんだよ

歩夢

わあ、そうなの!?

あなた

うん。それと、もうひとつみんなに相談があるんだ。
明日、部活のときに話すよ

歩夢

なになに? 気になる! 今聞きたい!

あなた

あはは、今から話したら朝になっちゃうよ~?

歩夢

それはあなたが寝不足になっちゃうからダメ

歩夢

明日聞くの、楽しみにしてるね


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