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Ch. 34 Ep. 6: 染め上げる世界

スクールアイドルとしてパワーアップする、というチャレンジをするため東京に来た花丸。磨くべきところは花丸の得意なことなのではと凛に言われ、困惑する。その日あなたの家に泊まった花丸は、昼間の出来事を話して……?

あなた

いらっしゃい、花丸ちゃん!

花丸

お世話になります

しずく

こんにちは、花丸さん! 久しぶり!

花丸

しずくちゃん?

しずく

ふふ、花丸さんが泊まりに来るって聞いたから
私も便乗しちゃった

あなた

しずくちゃんも
花丸ちゃんとお話がしたいんだって

花丸

わわわっ、うれしいずら~!

あなた

さっきまで凛ちゃんのところに行ってたんだよね?

花丸

そうずら。マル、自分をパワーアップさせる、っていう
Aqoursチャレンジをしてるんだ

あなた

よかったら、話を聞かせてくれる?
今取材しちゃってもいいかな?

花丸

もちろんずら!

あなた

じゃあ、花丸ちゃんがチャレンジすることを
決めた経緯を教えてください

花丸

えっと……。
マル、一番最初は一週間で本を何冊読めるか
試そうと思ってたんだ

花丸

それでおもしろかった本を
みんなに紹介できたらいいな、って

花丸

マルは本が好きだから。
本の面白さをどれだけみんなに伝えられるかの
チャレンジをしようかと

しずく

私、花丸さんと本のお話するの大好きだよ

花丸

えへへ。マルもしずくちゃんとは話があうずら

花丸

そういうことを考えたんだけど、
千歌ちゃんのAqoursチャレンジの話を聞いて、
マルは危機感を持ったずら

花丸

Aqoursのみんなは、ほんとすごくて……
マルだけ置いていかれちゃってる気がしてて……

花丸

だから、体力をつけたり、ダンスをレベルアップさせたり、
スクールアイドルとして、もっとたくましくなりたい
と思ったずら

あなた

なるほど……。
それで、今日は凛ちゃんのところに行ったんだね

花丸

凛ちゃんは、マルにとって特別な存在なんだ

花丸

それにすごく尊敬してる。凛ちゃんのダンスも大好き。
だから修行ができればと思ったんだけど……

花丸

ううっ……

しずく

花丸さん!?

花丸

全然ダメだったずらー!
頑張ってるけど、息が苦しくて、
あとちょっとが足りなくて……!

花丸

こんなマルじゃ、Aqoursの足をひっぱっちゃうよ……

あなた

そんなことない!
花丸ちゃんはちゃんとついていってると思うよ

しずく

そうだよ! それに、花丸さんには
花丸さんにしかない強みがあるもの!
そこをもっと伸ばせばいいと思う!

花丸

マルの強み……?
それ、凛ちゃんも似たようなこと言ってたずら

花丸

マルの得意なことが、マルの武器だ、って……

あなた

やっぱり凛ちゃんもそう思ってたんだ。
私もそう思うよ。そうだよね、しずくちゃん

しずく

はい

あなた

私、ステージの上の花丸ちゃんを見ると、
別人かと思うことがあるよ

あなた

曲によって花丸ちゃんの魅力は違ってて、
見てるとドキドキして目が離せなくなっちゃう

しずく

花丸さんは歌の表現力がすごいの!

しずく

情感が豊かなんだと思う。
表情や仕草のひとつひとつが見ている人の心を掴んで、
花丸さんの世界観にいざなってくれる

しずく

花丸さんだけが持つ独特の空気……。
それは誰にも真似できない、花丸さんの魅力だよ

しずく

私、前にお芝居の脚本を書いて、って
お願いしたことがあったでしょ?

花丸

うん。脚本を書かせてもらって、
演技までさせてもらって、自分の世界が広がったずら

しずく

私も花丸さんも、世界観を表現することが好きだよね

しずく

私は役になりきって表現するけど、
花丸さんは役になることなく物語を表現する……

しずく

花丸さんの存在は、
Aqoursが歌う曲の世界観をより深く、
豊かにしてるんだと思うよ

あなた

まるで海みたいにね。
それって立派な花丸ちゃんの武器だと思うな

花丸

な、なんだかよくわからないけど、
すごく褒められてるのはわかるずら

花丸

恥ずかしい……!

花丸

……だけど、物語を表現することがマルの武器なら、
マルはAqoursに貢献できるかも

花丸

Aqoursが今まで歩んできたたくさんの物語。
それをPVの中で表現できたら……

花丸

日本中のみんなに
Aqoursの素敵な物語に触れてもらいたいずら

あなた

花丸ちゃん、顔が明るくなったね

花丸

ありがとう!
マルのチャレンジ、もう一度見てほしいずら!


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