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Ch. 26 Ep. 1: 新しいイベント!?

スクールアイドルフェスティバル立ち上げの功労者である薫子がニジガクにやってきた!? 薫子の目的は一体……そして、栞子との関係は……?

薫子

ってことで、アタシしばらくここにいるから
……なに、そんなジッと見て

栞子

スクールアイドルフェスティバルのときに
ふらっと戻ってきたと思ったら、またすぐ海外へ行きましたよね?

栞子

このタイミングでまた戻って来た本当の理由はなんですか?

薫子

またそれ? だから、そろそろ大学戻らないとやばいからだって。
ニジガクに来たのは教育実習のため

栞子

信じられません。
姉さんは大学の成績を気にして動くような人ではないです

栞子

それに、ニジガクに来たのだって、
何か狙いがあるに違いありません

薫子

疑り深いねえ……。素直に喜んでくれないの?
昔はおねーちゃんおねーちゃんって、
かわいかったのになあ……

栞子

いっ、いつの話ですか!

薫子

割と最近じゃん。ほら、覚えてる?
ふたりでこっそり花火やったとき、
栞子ってば体を震わせて喜んでたくせに〜

栞子

あれは! 真夜中に寝ているところを起こされて、
眠くてふらふらしていただけです!

薫子

あっははは、照れんなって〜

[Fade in/out.]

かすみ

ねえねえ、新しくきた教育実習の先生見た?

しずく

かっこいい先生がきた、って噂は聞いたよ

あなた

あの人が、薫子さんだよ。
ほら、一番最初に、
スクールアイドルフェスティバルを作った人

あなた

「応援してる」って私たちにメールを返してくれた人

エマ

ええ!? そうなの!?
わたし、応援してくれたことにお礼を言わなくっちゃ

せつ菜

それなら私も、すばらしいイベントを
立ち上げてくださったことに感謝の気持ちを
伝えたいです!

彼方

そんな人が教育実習生としてウチに来たの、
チャンスなのでは〜?
彼方ちゃん、いろいろお話聞いてみたいな〜

あなた

実はね、私たちがやった
スクールアイドルフェスティバルにも来てくれてたんだ

かすみ

ええー!?
なんで教えてくれなかったんですかー!!

あなた

ご、ごめん。言う機会をすっかり逃してて……

エマ

だからニジガクにきたのかな?

歩夢

ねえ、あなたから薫子さんに頼んでもらえないかな?
一度、同好会に来てください、って

あなた

そうだね、頼んでみよう!

薫子

こんちは!
スクールアイドル同好会ってここで合ってるー?

みんな

うわあああっ!?

あなた

薫子さん!?

薫子

ああ! キミがいるならここが同好会で間違いないね。
ちょっとお邪魔してもいいかな?

[Fade in/out.]

薫子

あっははは! こんなに歓迎してもらえるとは思わなかったよ。
私のこと知ってるとも思ってなかったし

薫子

でも、嬉しいね。アタシの情熱全部詰め込んだイベントを、
キミたちみたいな子が
しっかり引き継いでくれたんだからさ

薫子

改めてお礼を言わせて。アタシの情熱を……
ううん、スクールアイドルたちの情熱を
引き継いでくれて、ありがと

エマ

あ、あの、わたしたち、
薫子さんに聞きたいことがたくさんあって……

薫子

うん、なんでもどうぞ。でも今日は、
みんなにお願いがあってきたんだ。
それを聞いてもらってもいいかな?

薫子

みんな、ちょっとついて来て!

[Fade in/out.]

かすみ

ちょっとちょっと! ここってスクールアイドル部の
部室じゃないですか! 薫子せんせー、
もしかして……スパイだったんですか!?

薫子

え? いやいや違うって。部とか同好会とか関係ないの。
ニジガクのスクールアイドルみんなへのお願いなんだ

ランジュ

きゃああ! どうしたの、どうしたの!?
みんな揃って!

ランジュ

はっ! ついにランジュと一緒に部で活動するって
決めたのね!? 大歓迎よ〜〜〜!!

ミア

ちょっとはしゃぎすぎだよ、ランジュ

ランジュ

いいのよ! すばらしいことなんだから〜!!

薫子

よっ、久しぶりだね、ランジュ

ランジュ

あら、薫子。なになに?
薫子が同好会のみんなを説得してくれたってわけ?

薫子

ううん。私はニジガクのスクールアイドルみんなに用があるの。
ランジュ、部のメンバーも連れて来て

ランジュ

なによう……ランジュに命令しないでほしいわ。
ちょっと待ってなさい

[Fade in/out.]

薫子

ニジガクのスクールアイドルのみんな、
強引に集めちゃってごめんね。
てっとりばやく話をしたくてさ

薫子

実は、新しいスクールアイドルの
イベントを企画してるんだ

薫子

もっともっといろんな人が、
スクールアイドルに全力になれるイベント!

薫子

その名も……「スクールアイドルエキシビション」!!!

果林

スクールアイドルエキシビション……?

薫子

そ。自分の学校の一推しスクールアイドルで
PVを作って日本中にお披露目しちゃう、
っていうイベントにするつもり!

薫子

……どう? やる気はある?

せつ菜

あります、楽しそうです!
全国のスクールアイドルのみんなの全力を見ることが
出来るんですね!

燃えるね〜! 愛さん出てみたい!

ランジュ

学校の一押しスクールアイドル……ってことなら、
うちの学園ならスクールアイドル部よ。
だからイベントにはランジュがでることになるわ

薫子

ランジュ、このイベントじゃ自動的に代表は決まらない。
参加を希望する学校には、
必ず校内オーディションをしてもらうつもりなんだ

薫子

代表は、各校で一番声援を集めた個人、
またはグループだよ

エマ

わたしたちにも、十分チャンスがあるってことだね

しずく

ええ、そうですね!

薫子

うん、私の話はこれで終わり。
校内オーディションについては改めて詳しく連絡するよ

薫子

……っと、大事なこと忘れてた。
その前に、私から一つ提案。
ていうか、イベント主催者権限で命令

薫子

あなたたち、校内オーディションをするなら
ライバルのことを知りたいわよね?
合同合宿なんてどう?

みんな

ええーっ!?


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