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Ch. 13 Ep. 5: 本当に、敵?

自分には理解ができない「スクールアイドルに夢中になる理由」を探るため、同好会に体験入部をすることになった栞子。個性的な同好会メンバーに戸惑いながらも、一緒にダンス練習に励む栞子を見て、同好会メンバーも栞子の印象が変わってきた……?

絵里

まあ、そんなことがあったなんて

果南

同好会を潰そうとしている敵に手を貸したの?

せつ菜

意見の相違はありますが、敵と思ったことはありませんよ。
少なくとも悪い人ではありませんから

果南

お人好しだなあ~

かすみ

だけど、お手伝いはいいとして、
しお子も一緒に練習するって聞いたときは、
マジか!って思っちゃいましたよ

確かに思い切った行動やね

あなた

チャンスだなと思ったから、私的には自然な流れなんだけど

ルビィ

チャンス?

あなた

うん、これを機にスクールアイドルの良さを
知ってもらえるかなって

真姫

大丈夫なの?
スクールアイドルのことを無駄って言ってるような子なんでしょ?

善子

仲間になったフリをして、
内部から同好会を分裂させようとしているのかも!

あなた

大丈夫。そんな悪い人じゃないよ

海未

しかし、スクールアイドルに良い印象を持っていないのなら、
練習にも身が入らないのでは?

花陽

うん、嫌々やるのは楽しくないもんね

にこ

スクールアイドルフェスティバルに向けて
盛り上げていかなきゃいけないこの時期に、
モチベーション下げられたりしたらどうすんのよ?

エマ

それは大丈夫、むしろモチベーションが上がっちゃってるの♪

花丸

ええ!? どういうことずら?

あなた

栞子ちゃんね、みんなに負けないくらい真面目にやってるんだ。
このあいだなんて、朝練に一番乗りだったし

鞠莉

ワオ、エクセレントね♪

歩夢

うん。わからないことはちゃんと聞いてくるし、
歌もダンスも繰り返し練習してすぐに身につけちゃうんだよ。
それを見たら、私たちだって頑張らなくっちゃって思うよ♪

ダイヤ

それは少し意外ですわね。
でも、いい化学反応が起きているのなら、
素晴らしいことですわ

あなた

何をするにも真剣な子なんだと思うよ。
だから、いろいろあっても嫌いにはなれないっていうか……

歩夢

うん、もっとわかりあいたいよね

彼方

ほんとだよ。もっとわかりあって、そんで仲良くなりた~い

しずく

ええ。正直、最初は近寄りがたい人だと思っていましたが、
一緒に行動するようになってからは
どんどんイメージが変わってきましたよね

そうそう、もっと衝突するかと思ったのに、
意外と聞き分けがよくってさ

エマ

うん、一緒に話してると、
栞子ちゃんも本当はスクールアイドルのこと、
嫌いじゃないんじゃないかって思えてきちゃうこともあって……

璃奈

でも、本人はそんなことないって言う。
璃奈ちゃんボード「はてな?」

ことり

う~ん……言葉だけなのかも……って、
それも変かなぁ

あなた

栞子ちゃん……
どうしてスクールアイドルを敵視するようなことを言うんだろう?

梨子

これはもう、過去になにかあったとか……

なにかって?

梨子

そ、それはわからないけど……

凛だったら……素直に聞いちゃうのが一番だと思うにゃ

果林

素直に話すとは思えないわね

穂乃果

なら、考えても仕方がないよ。
一生懸命練習に参加してくれてるなら今はいいんじゃない?

千歌

うんうん、なにかあったら、その時はその時だよ!

あなた

そうだね、私もそう思う

絵里

三船さんのことはとりあえずおいておくとして、スクールアイドルフェスティバルの認知度が日に日に上がってきているわね。
応援メッセージが次から次へと送られてくるわ

鞠莉

マリーたちの発するウェーブの広がりを感じるわ~♪

ダイヤ

ですが認知度が上がっただけでは不十分です。
みなさんが行きたいと思ってもらえるイベントにしなければ

そのためには、イベントだけじゃなくて、
ウチらのことももっともっと知ってもらわないとね

穂乃果

うん。私たちのことを見たいとか、
一緒にライブをしたいとか、そんな存在にならないと

千歌

そのためにはやっぱりもっと見てもらわないと!
ライブしたいな~!

にこ

手始めにニジガクには、
学校説明会でやるライブを成功させてもらわないとね

あなた

うちの学校、説明会もかなりの人数が見に来るから頑張るよ

歩夢

絶対にいいライブにするよ!

ルビィ

ルビィたち、そのライブにスクールアイドルフェスティバルの
チラシとか配りに行ってもいいかなあ?

花丸

それはいいアイディアずら!

凛もお手伝いに行きたいにゃ!
でもライブ見たら、
凛はふつうにお客さんとしてはしゃいじゃうかも~!

花陽

じゃあ、お客さんとして盛り上げちゃおうよ!

真姫

いや、手伝いなさいよ

あなた

あはは、ライブは是非見て欲しいな!
チラシ配りは学校説明会が終わったらみんなで一緒にやろうよ

エマ

賛成~!

梨子

そういえば、スクールアイドルフェスティバルの会場の件って
どうなってるの?

にこ

あー、それね……
なかなか条件に合うところが見つかんないのよね

ダイヤ

場所が決まらないと進まないことも多いですし、
早くどうにかしないといけませんわね……

穂乃果

だね。あんまりのんびりしてる時間もないし、頑張って探そう!

[Fade in/out.]

いや~、今日もいい定例会だったね。
μ'sやAqoursのやってることってすごいよ。
愛さんたちも負けてられない!

エマ

うん、絶対に部活動説明会は成功させなくちゃ!

あなた

そうだ! 私、そのことでみんなにお願いがあるんだった

璃奈

お願いって?

あなた

あのね、部活動説明会の内容について、
私が各部との話し合いをさせてもらってるんだけど、
それって私の立場的には生徒会側になっちゃうんだって

あなた

だから、同好会の部長としては
学校説明会のミーティングには出れないんだ。
生徒会側ってことになってるから

あなた

せつ菜ちゃんと歩夢ちゃんには申し訳ないんだけど、
私の代わりにこれからもミーティングに出てくれないかな?

歩夢

うん、別にかまわないよ

せつ菜

私もです

あなた

よかった、ありがとう! 私も各部との交渉頑張るから、
みんなで絶対部活動説明会……だけじゃなくて、
学校説明会を成功させよう!

みんな

おー!


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