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Ch. 10 Ep. 8: ふたりだけの勉強会

無事にテスト初日が終わったニジガクメンバー。初日が終わったことで気が緩みかけたメンバーたちだったが、愛の勉強に対する真面目な一面を見る……。

あなた

じゃあ、また明日ね

歩夢

あ、あのね、今日の夜って時間ある?

あなた

え? 家で勉強するくらいだけど、どうしたの?

歩夢

良かったら勉強に付き合ってくれないかな?
明日のテストちょっと自信ないんだ

あなた

もちろんいいよ!
一緒にやろう!

歩夢

ありがとう!

あなた

お礼なんかいいよ。
こっちの勉強にもなるしね、
どうせならいい点数とりたいし

歩夢

うん! 60点なんて言わず満点とりたい!
そこまでやったら三船さんも文句言わないよね?

あなた

満点なら、もう文句言わないでって言えちゃうね

歩夢

なら、頑張らなきゃ!

あなた

やる気満々だ。
一緒に満点目指そうか?

歩夢

うん!

あなた

じゃあ、ごはんの後、うちに来て

歩夢

おやつ持っていってもいい?

あなた

あはは、じゃあ私はおいしいお茶を用意してるね

[Fade in/out.]

歩夢

お邪魔しまーす

あなた

いらっしゃい、一休みしたら始めようか?

歩夢

私ならいつでもいけるよ!

あなた

あはは、それじゃ頑張ろう!

歩夢

うん!

あなた

古典と世界史、どっちからやる?

歩夢

じゃあ、古典から

あなた

テスト範囲は57ページから80ページだったね。
ノートとあわせて復習しよう。え~と……

歩夢

わあ、ノートきれい!
それにすっごく見やすい!

あなた

そうかな?

歩夢

そうだよ。まるでノートのお手本だね!

あなた

お手本って……

歩夢

うふふふ

あなた

え、今なにかおかしなこと言った?

歩夢

違う違う、笑ったのは、
なんかこういうの懐かしいなって思ったから

あなた

こういうの?

歩夢

小学校のときとかは、
いつも2人で手分けして宿題片付けて遊びに行ってたでしょ。
なんだか思い出しちゃった

あなた

そういうことか、思えば長い付き合いだよね

歩夢

ここまできたら、お婆ちゃんになっても仲良しでいたいな

あなた

いいねそれ。
歩夢ちゃんがいてくれたら、それだけで楽しいもん

歩夢

本当!? 本当にそう思ってくれてる?

あなた

もちろんだよ。疑ってるの?

歩夢

ううん、そうじゃないけど……えへへ、嬉しいな

あなた

これからもよろしくね

歩夢

不束者ですがよろしくお願いします!

あなた

あははは、こちらこそ!

[Taking out phone.]

あなた

あ、かすみちゃんからだ……
え~と、この問題がわからないから、教えて欲しい?

あなた

あー、これか……これは確かにわかりづらいかも……
そこは……こうでこうと……

[Putting phone away.]

歩夢

かすみちゃんも試験勉強してるんだね

あなた

うん、偉い偉い

[Taking out phone.]

あなた

今度は千歌ちゃんからだ……
あっちも今日テスト1日目だったみたい。
えーと、そっちも頑張ってね……と

歩夢

……みんな頑張ってるんだね。
全員60点越えられるかな?

あなた

大丈夫だよ。みんな頑張り屋さんだから、
つらい練習にだってついてこられてるんだもん、
試験くらい楽勝だって

歩夢

……今度は誰?

あなた

えーと、あ、璃奈ちゃんから

歩夢

あなたはみんなから頼りにされてるね。
私もすぐ頼りにしちゃうけど

あなた

そうかな?

歩夢

そうだよ

歩夢

……誰から?

あなた

絵里さんからテスト頑張ってだって

歩夢

も~、スマホばかりいじってて悪い点とっても知らないんだからね

あなた

わ、それは困る! 歩夢ちゃんと満点取るんだもん!
じゃあ、みんなには悪いけど勉強中は電源切っとこう

[Putting phone away.]

歩夢

うん、今は私との時間だよ


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