story:event:story-39:episode-1:ja

私達のホリディ・レコード Ep. 1

ダイヤ

あら、今日は花丸さんが貸出カウンターの当番ですのね。
お疲れ様です

花丸

…………

ダイヤ

花丸さん?

花丸

わっ!? ダ、ダイヤさん! 
いつの間に……

ダイヤ

ついさっき入ってきたところですわ。
それより、何をされていたんですか?

花丸

動画を観てたずら。
スクールアイドル達が、放課後や休日に遊んでいる様子や、
色んなことに挑戦している様子を撮影したやつで――――

花丸

はっ!! ご、ごめんなさい! 
マル、今仕事中なのに……!

ダイヤ

落ち着いてください、叱ったりなんてしませんわ。
でも、続きを観るのはお仕事が終わってからにしましょうね

花丸

はい……

ダイヤ

とはいえ、つい観てしまう気持ちは分かりますわ。
わたくしもよく観ますから。
どれも惹き込まれる内容ですものね

花丸

うん。マルもルビィちゃんにおすすめされて観始めたんだ。
みんなとっても楽しそうずら!

花丸

いつもキラキラしてるスクールアイドル達も、
マルと同じ普通の女の子なんだなぁ、って思って、
あったかい気持ちになるんだ

ダイヤ

華やかな面だけでなく、
そうした日常の姿を見ることで親近感を覚えるんですよね

花丸

頑張る姿と楽しそうな姿、どっちも知ることで、
もっと好きになっちゃうずら

花丸

あっ、電話だ

花丸

はい、もしもし?

[Taking out phone.]

かすみ

『あ、マル子? 久しぶり~!』

花丸

こんにちは、かすみちゃん

ダイヤ

あら、かすみさん、こんにちは

かすみ

『ん? もしかしてダイヤ先輩もいる? 
ちょうど良かった! ふたりとも、今度の日曜、暇ですか?』

花丸

日曜日? マルは何も無いけど……

ダイヤ

わたくしも予定はありませんわ。
一体どうしたのです?

かすみ

『一緒に遊びましょうよ! 
ほかにも何人か声をかけてるんです! 
ね、どうですか?』

花丸

楽しそうずら~♪ マルもかすみちゃんに会いたいな

ダイヤ

ええ、わたくしもお会いしたいですわ。
是非ご一緒させてください

かすみ

『ふたりともOK、ありがとーございますっ♪ 
時間とか場所はあとで連絡しますね! 
じゃ、日曜日に~!』

[Putting phone away.]

花丸

あっ、かすみちゃ……
切れちゃったずら……

ダイヤ

ふふ、相変わらずですわね

花丸

でも、かすみちゃんがいてくれるなら、
きっとにぎやかな一日になるずら♪

ダイヤ

そうですわね。日曜日が楽しみですわ


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