story:event:story-22:episode-6:ja

あの木の下で逢いましょう Ep. 6

果林

凛ちゃん。よかったわ、無事で。
心配したのよ?

ごめんなさい。心配かけて……
みんなもごめんにゃ

かすみ

もうりん子! 隠れるのうますぎ!

千歌

私の方こそごめんね。
ちょっとはしゃぎすぎちゃった

果林

それにしても花陽ちゃん、ルビィちゃん、
よく見つけられたわね

ルビィ

ルビィはなにも。花陽ちゃんが見つけたの。
チョウチョさんを見たら、すぐにどこにいるか分かっちゃったんだ

果林

チョウチョ?

千歌

チョウチョが二人を会わせてくれたってこと?

かすみ

まさかそんなこと、あるわけないじゃないですか

花陽

実は……そうなの。
チョウチョが私と凛ちゃんを引き合わせてくれたんだ

かすみ

そうそう、チョウチョが……

かすみ

……って、えええっ!?

花陽

子供の頃、凛ちゃんと、
すごくおっきな公園に行ったことがあってね。
そこで約束したことがあったんだ

花陽

はぐれちゃったら、
その公園の一番大きな木の下で待ち合わせしよう、って

ルビィ

大きな木?

花陽

うん。その公園ね、大きなけやきがあって、
近くにチョウチョがいっぱい飛んでたの。
チョウチョを見て、その時のことを思い出したんだ

凛も! だからあの木の下で、待ってたの。
かよちんなら絶対、凛を見つけてくれる。
そう信じてたにゃ!

果林

二人とも小さい頃の約束を覚えていた

千歌

だから、花陽ちゃんは凛ちゃんを見つけられたんだね

かすみ

だったら最初からそう言ってよぅ!

花陽

えへへ、ごめんね

ルビィ

いいね、そういうの。
凛ちゃんと花陽ちゃんは、昔からずっと一緒で、
お互いのことが大好きなんだね

そう! 凛とかよちんは仲良し!
だから、これからも、ずーっと一緒だにゃ!
ね、かよちん!

花陽

うん!


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story/event/story-22/episode-6/ja.txt · Last modified: 2022/09/15 10:25 by Aran (Bot)