story:event:story-2:episode-3:ja

和装モデルはお任せあれ! Ep. 3

にこ

私の活躍ちゃんと見てたでしょうね?

真姫

ちゃんと見てたわよ

にこ

どう、見事なものだったでしょう!

ダイヤ

はい、本職のモデルかと見間違うほど堂々としていましたわ

にこ

そうでしょうそうでしょう。スクールアイドルだけじゃなく、
モデルでもやっていけそうね

真姫

まったく、すぐ調子に乗るんだから

にこ

素直じゃないわね。
そんなこと言って私の仕事ぶりに惚れ直したんじゃないの?

真姫

はぁ? 意味わかんない。
それよりなんで写真撮るのにセリフ言ってたのよ?

にこ

うぐっ……必要なのよ……!

真姫

はあ? 必要なわけないでしょ? 
ダイヤからもなんか言ってやりなさいよ

ダイヤ

いえわたくしは……コホン、それはそうと、
今更なのですが全員一緒に撮影をするわけではないのですね

にこ

ああ、そうみたいね、順番に撮影していくんですって。
次は多分――

[Fade in/out.]

ダイヤ

ルビィ!

ルビィ

お姉ちゃん。どう、かな……似合ってる?

ダイヤ

とても似合っていますわ

にこ

確かに似合ってるけど、まるで七五三ね

真姫

にこちゃんがそれを言う?

ルビィ

やっぱり子供っぽいよね?

ダイヤ

そのようなことは、けして――

ルビィ

でもいいの。だって可愛いんだもん。
こんな素敵な着物を着られるなんて、やってよかったよ

ダイヤ

ルビィ、本当に素敵ですわよ! 自信を持ちなさい

真姫

そろそろ離してあげたら? 呼ばれてるみたいよ

ルビィ

あっ、行かなきゃ! 頑張ってくるね、お姉ちゃん!

ルビィ

あの、モデルのお手伝いは初めてなんですが、
よ、よ、よろしくお願いします!

[Fade in/out.]

ルビィ

はわわっ……こ、こう、ですか!?

[Fade in/out.]

ルビィ

はい! えっと、じゃあこんな感じで

[Fade in/out.]

ルビィ

えへへ、楽しい!

真姫

やるわね。にこちゃんよりサマになってるんじゃない?

にこ

なんですって〜!?

ダイヤ

お静かに! 気弱で人見知りな子だと思っていたのに、
いつの間にかあんな立派に……今日は来てよかったですわ


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story/event/story-2/episode-3/ja.txt · Last modified: 2022/09/15 10:17 by Aran (Bot)