story:event:story-18:episode-6:ja

イルミネーションナイト Ep. 6

善子

うっ……うぅ、食べ過ぎた……
お腹苦しい~

大丈夫? お水もらってこようか?

善子

いらない……何もお腹に入れたくない……

エマ

え~、善子ちゃん、もう食べないの?
まだまだお料理、いっぱいあるのに

海未

エマ! なんですか、そのお皿は!
そんなに山盛りにして……
ああっ、こぼれてしまいますよ!

エマ

大丈夫大丈夫。お肉のひとかけら、お米のひと粒、
ソースのひと掬いもこぼさないよ。
わたし達の大切な大切なごはんだからね

花丸

うんうん♪ 来たからにはやっぱり、
全部の料理を制覇したいずら~♪
食を楽しむ者としての義務ずら!

海未

は、花丸まで……

果林

まぁまぁ、いいじゃないの。
今夜は堅苦しいことは言いっこなしよ♪

海未

それでも最低限のマナーくらいは守ってほしいのですが……

エマ

よーし、このお皿の分を食べ終わったら、
次はデザートに行くよ~♪

花丸・善子・希・海未・果林・エマ

きゃあっ!

善子

え、何!? 真っ暗になったぁ!

停電かな? 外の明かりはついてるから、
この建物の電気だけが消えてるみたいやね

エマ

わっ! 何かにぶつかった……テーブル?
何か壊しちゃったかな……?

果林

みんな、あまり動かないで。
電気が復旧するまでじっとしていましょう

[Fade in/out.]

善子

点かないわね~、電気……。
なんか、会場の空気もピリピリしてるっていうか、
みんなの不安がすごく伝わってくるわ……

花丸

さっきまであんなに明るくて、賑やかで、楽しかったのに……。
電気が点いても元の楽しい空気に戻らなかったらどうしよう……

エマ

そんなのいやだよ。せっかくのパーティなのに。
何かできることは無いかな? 暗くてもみんなに
楽しい気持ちになってもらえる方法、無いかな?

海未

そうは言っても、下手に動き回るのは危険です。
テーブルや、ほかの参加者の方々にぶつかって、
ケガをさせてしまうかもしれませんし

エマ

あっ、ダジャレメモ帳持ってくればよかった!
愛ちゃんに教えてもらったの、いっぱい書いてあるのに。
ダジャレなら動かなくてもできるもんね

海未

却下です。むしろ場が凍ります

暗いのをいかして怪談でもしようか?
外のイルミネーションが、いい感じに非日常感出してくれてるし

果林

それも逆効果よねぇ

花丸

そうだ……歌ずら。歌を歌おうよ!

善子

う、歌? 今、ここで!?

エマ

そっか! 歌も動き回る必要は無いよね。
歌うのも聴くのも楽しいし♪

花丸

うん。それに見て、外のイルミネーション。
色とりどりの光が、まるでライブ会場みたいずら

花丸

マル達、スクールアイドルだもん。
歌でみんなを笑顔にすることができるはずだよ!
この会場にいる人達のことも、きっと……!

海未

歌は人を笑顔にする……その通りですね。
誰よりも私達が一番知っていることです

これ以上無いくらい、ウチらにぴったりの方法やね

善子

さすがは我がリトルデーモン!
こんな妙案を思い付くなんて、主に似て実に聡明だわ

果林

決まりね。やってみましょう。みんなの不安を吹き飛ばす、
とびきり明るいスペシャルライブを!

花丸・善子・希・海未・エマ

(花丸・エマ・希)うん!
(善子)ええ!
(海未)はい!


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story/event/story-18/episode-6/ja.txt · Last modified: 2022/09/15 10:23 by Aran (Bot)