お帰りなさいませ、ご主人様。
お席までご案内いたします！

ご注文ですか？
ただいまお伺いいたしますので、少々お待ちくださいね♪

これが伝説のメイド、ミナリンスキーさん……！

ミナリンスキーさんが接客したお客さん、みんな笑顔になってる。
すごいなぁ

あっ、歩夢ちゃん！
もしよかったら歩夢ちゃんも手伝ってくれないかな？

え？　手伝うって……メイドさんのお仕事を？

うん！　まだまだ人が足りないみたいなの

で、でも私、メイドさんなんてやったことないし、
足手まといになっちゃうかも……

大丈夫だよ♪　私が教えてあげるから

本当？　じゃあ、挑戦してみようかな

ありがとう！
それじゃあ、はい♪　この衣装を着てきてね

[Fade in/out.]

ことりちゃーん……どう、かな？

わあ！　歩夢ちゃん、可愛い！

なんだかちょっと、恥ずかしいかも……

恥ずかしがらなくても大丈夫。
とっても似合ってるよ

えへへ……そ、そうかな？

うん♪　じゃあ早速レッスンを始めるね。
まずは姿勢から。顎を引いて、胸を張ってみて

こうかな？

そうそう。そのまま、お腹をへこませて。
うん、上手だよ

その姿勢を保ったまま、私の言葉を繰り返して言ってね。
「お帰りなさいませ、ご主人様」

「お帰りなさいませ、ご主人様」

歩夢ちゃん、もう少しにこっと笑ってみて。
おもてなしするときは、笑顔を忘れちゃダメだよ

「お、お帰りなさいませ、ご主人様！」

その調子！　次はお辞儀の練習だよ。
背筋を曲げないように気を付けながら、片足を軽く引いて、
もう片方の足を軽く曲げてみて

背筋を曲げないように……片足を引いて、
もう片方の足を……わ、わあっ！

歩夢ちゃん、大丈夫！？

だ、大丈夫……！
メイドさんになるのって、大変なんだね……

歩夢ちゃんならすぐになれるよ。
さあ、レッスンの続きをしよっか♪

は、はいぃっ！

これがメイドさんへの道……！　頑張らなくちゃ！