私が選んだ服を着て♪ Ep. 5
真姫
あ、みんな集まったわね。試着した写真は撮った?
花丸
もちろんずら! たくさん撮ったよ~
かすみ
何枚撮ってもエマ先輩の後ろに
お花畑が見えるんだよねえ……ほら見て
善子
え……ほんとだ。癒しのオーラが眩しいわ……
エマ
えへへ、そうかなあ? みんなの写真も見せて~
花丸
あ! マルがコーディネートした
ミアちゃんの写真見てほしいずら!
ミア
ちょっ、花丸……っ!
エマ
わあああああ! ミアちゃん、かわいい~~~!!!
エマ
スイスにいる妹たちを思い出しちゃう!
こういうお洋服だと、年相応に見え——
ミア
それ以上言わないでっ!! もーーー!!
真姫
子供は子供扱いされるの、嫌がるものよね
ミア
なっ!? ボクはね!
ステイツじゃハイスクールは卒業してるんだぞ!
今だって学年はエマと同じ3年生なんだからなっ!!
善子
そうやって張り合うところがまた子供なのよね~
ミア
くっ……! ボクが子供じゃないってこと証明してやるよ
ミア
ほら! 子供にはこんなに花丸に似合うコーディネート
考えられないだろ!!
[Fade in/out.]
花丸
わあ、はずかしいずら~
花丸
でもでも、ミアちゃんが選んでくれたお洋服、
とっても動きやすかったずら!
善子
……似合ってるわね、ずら丸
花丸
ふふ、そうでしょ~!
花丸
ニューヨークのセンスを持つミアちゃんが選んでくれたんだもん!
すてきずら~!!
ミア
ふふん、どう? NYCでは機能と美しさが両立するのさ!
花丸
美しいだなんてそんな~!
ミア
いや、花丸はもっと自信を持っていい。ボクが保証する
かすみ
……なんか、このふたり一気に距離が縮まってる……
真姫
悔しいの?
かすみ
そっ、そんなことないもん!
ミア
へえ、子犬ちゃん、ボクと距離縮めたかったんだ?
かすみ
ちょっと!? かすみんと距離縮めたいのはそっちでしょ!
あと子犬じゃないもん!!
ミア
はあ!? ボクは別にそんなこと……っ
エマ
ふふ、かすみちゃんとミアちゃんだって距離は縮まってるよ。
だからふたりとも、安心して!
かすみ
そういうことじゃないんですう~!!
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