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海の上の大熱戦 Ep. 7

果林

水上アスレチックレース、
優勝はチームAqours! おめでと~♪

いえーい! ありがとう♪

花丸

ありがとうずら~♪

海未

くっ……負けた……かき氷が……!

しずく

全力を出し切りました……悔いはありません。
おめでとうございます、曜さん、花丸さん!

真姫

それにしても、花丸が1位でゴールするなんて……
正直予想外過ぎて、まだ信じられないわ

果林

確か花丸ちゃん、ずっと最後尾にいたわよね?
それが一転、トップゴールなんて!
一体どんな奇跡が起きたのかしら

花丸

マルもびっくりずら~

ん~、多分だけど……最後、波でアスレチックが揺れた時、
転ばなかったからじゃないかな。
あの時、花丸ちゃんだけ立ってたように見えたんだけど

真姫

ああ、なるほど。
私達、あの時滑り台の前に固まってたから、
みんな一斉にバランスを崩したのよね。でも花丸は……

果林

離れたところをゆっくり走っていたから、
あの転倒ラッシュに巻き込まれずに済んだ、と。
最下位から1位になれたなんて、ドラマチックね

海未

まさか、そんなことで順位が逆転するなんて……
信じられません……

花丸

? 揺れってなんのこと?

えっ? 最後の滑り台のところで、すっごい揺れたじゃない。
ぐわ~っ!って。私達みんな、それで転んじゃって……

花丸

そうだったの……? あの時は、
とにかく一番にゴールしてかき氷!ってことしか頭に無くて、
周りがどうなっていたとか全然覚えてないずら……

うっそぉ

しずく

食欲の力は偉大ですね

果林

ま、何はともあれ、勝ちは勝ち。
優勝チームには賞品を受け取ってもらわないとね。
超豪華かき氷、食べに行きましょう

曜・花丸

わーいっ♪

[Fade in/out.]

曜・花丸

いただきまーす♪

花丸

はむっ♪
もぐもぐもぐ……んんん~~、美味しいずら~~♡

花丸

氷はしゃりしゃりふわふわ、
ソースや果物の甘さが体中に染み渡っていく……

花丸

幸せずら♡
マルは今、幸せを食べているずら!

ほんとうに美味し~っ♡
氷って、こんなにふわふわに削れるものなんだね!
口の中に入ったらあっという間に消えちゃうよ~!

しずく

おふたりとも、本当に幸せそうに食べますね。
なんだか私も、一緒に食べているような気分になります♪

真姫

残りのかき氷はあと1食。
ギリギリセーフだったわね

海未

むむむ……

真姫

いつまで不満そうにしてるのよ。
正々堂々勝負した結果なんだから、文句は無いでしょ?

海未

いいえ……この勝負は、
波の揺れというアクシデントによって決しました。
純粋な実力によるものではありません

海未

真の勝者を決めるため、
もう一度勝負をするべきではないでしょうか!?

真姫

は……はぁ? またやるわけ!?

海未

やります! かき氷は残り1食……最後のかき氷を懸けて、
水上アスレチックレース第2回戦の開始を、ここに宣言します!

第2回戦!?
やるやる~♪
もう1回遊びた~い♪

果林

運も実力のうちって言うけど……
海未ちゃん、聞きそうにないわね

真姫

ちょっともう……いい加減にしてよ~っ!


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story/event/itex-1/episode-7/ja.txt · Last modified: 2022/09/15 10:18 by Aran (Bot)