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Shizuku Ep. 13: いよいよ、イベント当日

一緒に作り上げたキャラクター……それを見事に演じきりイベントを終えたしずく。そんなしずくがあなたの前で見せる姿には、もう以前のような不安はなく……。

しずく

先輩っ! 見ていてくれましたか?

あなた

もちろん!
最高のライブだったよ。鳥肌立っちゃった!

しずく

嬉しい! ありがとうございます!
自分でもこんなに手応えを感じてることにびっくりしてます!

しずく

私の曲が始まったときのみんなの顔、見ました?
みんなポカンとしてましたよね

あなた

うん、前回の曲の感じと全然違うんだから、そりゃ驚くよね

あなた

でも、すぐにしずくちゃんの作り出す世界に
惹き込まれていくのがわかったよ!

しずく

はい!
だんだんと高まっていくみんなの熱気が、歓声が、
肌にビリビリ伝わってきて、胸が熱くなりました!

あなた

しずくちゃんが作り込んだ設定が完璧だったからだよ。
しずくちゃんじゃない、全く別のスクールアイドルが
本当にそこにいたんだよ

しずく

正直どうなってしまうのか、ほんの少し不安でしたが
思い切った甲斐がありました

あなた

うんうん。
みんながしずくちゃんの世界に飲み込まれていくのを見たら、
自分のことのように感動して喜んじゃったよ

しずく

ふふっ、2人で作り上げたキャラクターなんですから、
先輩も自分のことのように喜んでくれないとダメですよ♡

あなた

あはは、そうだね。
でも、私にはあの子以外のスクールアイドルも見えてた

しずく

え? どういうことですか?

あなた

しずくちゃんのノートから生まれたあの子と重なって、
すごく楽しそうなしずくちゃんもそこにいたんだよね

しずく

先輩……

あなた

あのね、私、しずくちゃんに謝らなきゃいけないことがあるんだ

しずく

え?

あなた

しずくちゃんは演じることが好きってずっと言ってくれて
いたのに、それよりも自分自身を出した方がいいだなんて
見当違いなアドバイスをしちゃったから……

しずく

そんなこと……あの言葉があったから今があるんです。
先輩が言ってくれたからこそ、改めて自分のことや、
演じることを色々考えられたんだと思います

しずく

感謝こそしてもその逆は絶対にありません。
だから謝ったりしないで下さい

しずく

もしここで謝られたら、
今後甘えにくくなってしまいます……

Option 1: “それじゃあ謝ったのは撤回”

あなた

しずくちゃん……
分かった、謝ったのは撤回するね

しずく

わがままを言ってすみません

Option 2: “これからも甘えて”

あなた

私にはこれからもどんどん甘えて欲しいな。
だってしずくちゃんて、結構遠慮しちゃうところがあるでしょ?

しずく

そ、そうでしょうか……?
もう充分甘えてると思っていたのですが…

あなた

ううん、全然。
もっともっと甘えてもらえると嬉しい

しずく

な、なんだか、改めて言われると恥ずかしいものですね……

あなた

今日のイベントで、みんなにはない
しずくちゃんだけの強みがハッキリしたね

しずく

私だけの強みですか?

あなた

役の数だけ表現が増えるってこと。
それって無限の可能性があるってことでしょ?
すごいよ、1人なのに何人もいるみたい

しずく

えへへ♪ 実は、もう次に演じたい子の設定も
固まってきてるんです。もっともっと、一緒に生きたい、
成長したいキャラクターがいるんです!

しずく

その子たちと一緒に、いつかは
私の理想のスクールアイドルに近づけたらいいな……

[Fade in/out.]

しずく

道はまだまだ長いですが、これからも色々挑戦していきたいです。
今後もなにかとご相談すると思いますが、
よろしくお願いしますね、先輩♡

あなた

もちろん!
一緒に頑張っていこうね、しずくちゃん!

しずく

はい! 先輩と一緒なら心強いです!


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