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Shioriko Ep. 23: 栞子ファンクラブ!

ようやく、ファンクラブでやりたいことを掴んだ栞子。それをかすみたちにも報告して……?

しずく

栞子さんのファンクラブ、楽しみだなあ

璃奈

なにか手伝えることがあったら、言ってね

栞子

ありがとうございます。
しずくさん、璃奈さん

あなた

なにから始めようか?
今までのパターンだと、まず最初はーー

かすみ

おはようございます~

あなた

どうしたの、かすみちゃん。
元気ないみたいだけど……

かすみ

あーん、先輩! かすみんのクラスの子が大変なんです~。
今まで話を聞いてたんですけど、
どうしたらいいかわからなくて……

かすみ

将来、パティシエになりたいから、
大学には行かないで海外留学したいらしいんです。
それで親と喧嘩しちゃった、って

かすみ

言葉もわからないのに行ってどうするの、って言われたけど、
どうしても行きたいから家出しちゃう、って言ってるんですよ~

しずく

家出!?
そ、それはよくないよ!

璃奈

言葉、わからないまま行くのも、心配

栞子

あの……
語学学校に行きながら働くという支援制度があるんです

かすみ

えっ!?

栞子

もちろん、ある程度は
日本で基礎学習をしていく必要がありますが

栞子

もしよかったら、資料を持ってきます。
その方に話してあげてください

かすみ

そんなやり方あるんだ!?
しお子、資料お願いしてもいい?
かすみん、ちょっと友達に電話してくるー!

あなた

栞子ちゃん、詳しいんだね

栞子

同じような相談を受けたことがあって、
たまたま知っていただけですよ

璃奈

それでもすごい。頼りになる

しずく

栞子さんのファンクラブ、ますます期待しちゃうね

[Fade in/out.]

栞子

……

Option 1: “栞子ちゃん?”

あなた

栞子ちゃん?

栞子

……私、ファンクラブを作るのは
やっぱりやめます

Option 2: “どうしたの?”

あなた

どうしたの?

栞子

……ファンクラブ、やっぱり必要ないです

あなた

えええ!?
どうして!?

栞子

今、気付いたんです

栞子

私は、誰かの背中を押せたと思えたときに幸せを感じます。
でも、その「誰か」は「私を応援してくれている人」
だけではないんです

栞子

自分の周り……この学園の全員です。
ですから、今のまま、いろんな人の話を聞いていきたいと思います

あなた

そっか……。
それが栞子ちゃんのやりたいことなんだね

栞子

はい

あなた

わかった。
だけど、あんまり無理はダメだよ?
同好会に生徒会にお悩み相談なんて忙しすぎるもん

栞子

そのときは、あなたに頼っちゃいます。
あなたのこと、本当に信頼しているんです。
頼らせてくださいね


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story/bond/shioriko/episode-23/ja.txt · Last modified: 2022/12/14 06:05 by Aran (Bot)