ミアちゃん、もうやりたいこと決めた？

昨日の今日で決まるわけないでしょ。
まったくベイビーちゃんはこれだから……

あはは、ごめん。楽しみすぎてつい……

ま、決まったら相談するよ

お邪魔するわよー！

こんにちは

あ、にこさん、花陽ちゃん。どうしたの急に？

そりゃ～当然――

ミアちゃんのイベントの話を聞いたから、
楽しみで来ちゃった

ちょっ！　違うでしょ、偵察よ、偵察！
どんなものなのか見に来てあげたのよ！

偵察なんてするだけ無駄さ！

ボクが誰か知らないの？
手掛けた曲はヒットチャート常連の作曲家、
ミア・テイラーだぞ！

はあ？　そんなの知らないわよ。
にここそ大銀河宇宙ナンバーワンスクールアイドルよ。
知らないの？

に、にこちゃん、急に来てそういう言い方は――

黙って！　こういうのは最初が肝心なのよ！

ヒットチャートがどうとか知らないわよ。
アンタ、スクールアイドルでしょ。
スクールアイドルのアンタの話をしてるの

くっ……

ボクはニジガクの一員だ！　ニジガクのスクールアイドルだよ！

見てなよ、すっごいイベントにしてやるから！

う、うん。楽しみにしてるよ

ほら、にこちゃんも！

にこはステージを見てから認めるかどうか決めるわ

こっの～～～～！

あ、あのね！　私もにこちゃんも、
ミアちゃんのイベントを楽しみにしてるのは本当なの！

だから、頑張ってください！　失礼しましたっ！

でも、気合入ったよ

にこと花陽に、本物のエンタメを見せてやる！