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Hanamaru Ep. 3: やりたいこと

図書館アンソロジーへの投稿に興味を抱きつつも、なかなか決心がつかない花丸。可能性を潰してほしくないあなたとルビィは、花丸の背中を押す。

あなた

花丸ちゃんは、書きたくないわけではないの?

花丸

ううっ

あなた

『嫌だ』じゃなくて、『無理だ』なら、
チャレンジしてみてもいいんじゃないかな

ルビィ

そうだよ! やってみたら、上手くできるかもしれないよ

花丸

……実を言うと、ちょっと興味があるずら……

花丸

今まで色んな小説を読んで、
胸を打つ物語にたくさん出会ってきたずら

花丸

読み手として感動しながら、
同時に、マルもこんな世界を書くことができたら、って
……ちょっと思うこともあって

花丸

だから、このポスターを見た時は、思わず心が躍ったというか

あなた

そうなんだ……

あなた

だったら迷うことはないよ。書こうよ、花丸ちゃん!

ルビィ

ルビィ、花丸ちゃんの書いたお話、読んでみたい!

花丸

……うん。マル、やってみる。
この企画に応募する……小説、書いてみるずら!

ルビィ

やったー! 花丸ちゃん、すごい!

Option 1: “小説家・国木田花丸の誕生だー!”

あなた

小説家・国木田花丸の誕生だー!

花丸

ふ、2人とも、声が大きいずら!
ここはまだ図書館の中なんだから……!

Option 2: “国木田先生の処女作、制作決定~!”

あなた

国木田先生の処女作、制作決定~!

花丸

く、国木田先生!? そそそ、そんな先生だなんて大げさずら!
でも、ちょっとときめいたずら……

[Fade in/out.]

花丸

まずは、どんなお話を書くか、主題を決めなければならないずら

ルビィ

主題……

あなた

ジャンルも重要じゃない? ファンタジーとか時代物とかSFとか

ルビィ

花丸ちゃんの好きなジャンルのお話って、たしか……
ビル、ビルディング……?

花丸

ビルドゥングス・ロマン!

Option 1: “それってどんな話なの?”

あなた

それってどんな話なの?

花丸

ビルドゥングス・ロマンは教養小説のことずら。
主人公が人生を歩む中で精神的に成長していく様子を
描いた作品のことずら

Option 2: “ああ、なんかそれ聞いたことある”

あなた

ああ、なんかそれ聞いたことある
……たしか、教養小説、っていうやつだよね

花丸

知ってるずら!? そう、教養小説!
元々はドイツ文学の特徴の1つだったんだけど、
他の国の作家達も様々な作品を残しているずら

花丸

沼津出身の作家さんも書いてるんだけど、
初めて読んだ時の衝撃と感動は
今でも鮮明に思い出せるずら……!

ルビィ

それじゃ、花丸ちゃんが書くジャンルは、
ビル、ドゥ……教養小説?

あなた

好きなジャンルなら筆も進みやすいかもね。
あとはどんなストーリーにするかだけど

花丸

それは決めてるずら

あなた

そうなの?

花丸

うん……。狭い世界で生きていた主人公が、
仲間と苦難を乗り越えながら
世界の広さと素晴らしさを知るお話ずら

花丸

いつか形にして残しておきたいと思っていた話なんだ

あなた

その話って……。
分かった、じゃあ、尚更気合い入れて書かなきゃね♪


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story/bond/hanamaru/episode-3/ja.txt · Last modified: 2022/09/15 13:53 by Aran (Bot)