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Ayumu Ep. 15: 思い出のりんご

歩夢の看病の甲斐あって、元気になったあなた。でも今度は歩夢が……!?

歩夢の部屋

歩夢

大丈夫だから……
そんなに落ち込まないで……ケホケホ

あなた

お、落ち込まないでなんて無理だよ〜!
歩夢ちゃん! 風邪うつしちゃってごめん!!

歩夢

ううん、あなたの部屋に行ったとき、
マスクをしていかなかった私が悪いし

あなた

違う! みんなに帰ってもらったとき、
歩夢ちゃんにも帰ってもらうべきだったんだよ

あなた

みんなに風邪をうつしちゃいけないとは思ってたのに、
なんで歩夢ちゃんにはそう思わなかったんだろう

あなた

みんなと同じように、歩夢ちゃんにだって
うつる可能性はあるのに……

歩夢

ふふっ、なんでかな?
いつも一緒にいたから?

あなた

うう……そうかもしれない。
いつもとなりにいるのが当たり前で……。本当にごめん!

歩夢

本当に平気だから、気にしないで

あなた

歩夢ちゃん……

歩夢

それに、あなたから貰ったものなら、風邪だって……

あなた

え?

歩夢

なーんて♪

あなた

ねえ、私になにかできることある?

歩夢

うーん……じゃあ、りんごが食べたい……かな

あなた

わかった! ちょっと待っててね!

[Fade in/out.]

歩夢

うん、おいしい♪

歩夢

でも……ふふふっ

Option 1: “笑わないでよー!”

あなた

も、もう、笑わないでよー!

歩夢

ふふっ、ごめんね。
頑張って剥いてくれたんだなって思って♪

Option 2: “どうかした?”

あなた

どうかした?

歩夢

ううん、昔から、私が風邪をひくとあなたはりんごを
うさぎの形に剥いてくれたなって思って……

あなた

ねえ、昔もこういうことあったよね

歩夢

こういう……?

あなた

私が風邪を引いて、学校のノートを届けてくれた歩夢ちゃんが
私の部屋で居眠りしちゃって……

歩夢

あはは、あったね、そんなこと。
あなたが起きるのを待っていたらつい寝ちゃって……
それでそのあとすぐ私も風邪を引いたんだった

あなた

なんか、変わらないね、私たち

歩夢

うん、そうだね。
ずっとこんな風に仲良しでいられたらいいな……

あなた

あの頃みたいなこと、もう一つしてもいい?

歩夢

え?

あなた

歩夢ちゃんが眠るまで、手を握ってるよ

歩夢

うん、お願いします

あなた

はやくよくなってね、歩夢ちゃん!


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story/bond/ayumu/episode-15/ja.txt · Last modified: 2022/09/16 18:28 by Aran (Bot)